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松下洸平、世界初のミュージカル化「ケイン&アベル」で主演 松下優也が宿命のライバル・アベルに

cinemacafe.net / 2024年6月11日 4時0分

2025年2月をもって休館期間に入る帝国劇場。その精神を宿した東宝ミュージカルの最新作、松下洸平主演ミュージカル「ケイン&アベル」が2025年の幕開けに世界初演を迎える。


20世紀初頭、ボストンで銀行家の一族ケイン家の長男として生まれたウィリアム・ケイン。彼は将来、父の後を継ぐ銀行家として素晴らしい一生を約束された子としてこの世に生を受ける。ウィリアムが生まれた同じ日に、ポーランドの山奥で私生児として貧困と劣悪な環境に生まれたのがヴワデク、後のアベルである。ウィリアムは名門校に通い生涯の友マシューと出会い、12歳で父がタイタニック号に乗り合わせていたために年若くしてケイン家の家長となる。母は後に再婚相手のオズボーンの子どもを出産するときに命を落し、オズボーンのウィリアムの資産の使い込みも発覚し、ウィリアムの憎しみの対象としてその後の彼の人生に常に黒い影として登場することになる。ハーバードを卒業後は父の銀行で働きだし、ウィリアムは自分の足で人生を歩み出すようになる。


一方、アベルはロシア軍のポーランド侵攻とドイツによる統治で苦労を重ね、新しい人生を切り開くためアメリカに渡る。ホテルのウェイターとして働きながら、ホテルグループの支配人までに出世しアメリカンドリームを手にしたとき、恩人が株式市場の暴落で破産・自殺をし、ホテルへの融資を拒否した担当者ウィリアム・ケインに一生かかってでも復讐を遂げることを固く心に誓い、祖国の救済とウィリアムへ復讐だけを目的に2人の熾烈な戦いが始まる――。


本作は、イギリスの国民的作家、ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作にした、オリジナル・ミュージカル。1970年に帝国劇場で生まれ、1972年にロンドンでのライセンス上演を成し遂げた、マーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」の世界初のミュージカル化作品「スカーレット」と同様に、東宝が名作小説の世界初のミュージカル化に挑み、世界初演として上演する。


東宝ミュージカル初主演の松下洸平さんが、ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福される人生を歩み、銀行頭取となるウィリアム・ケイン。初共演となる松下優也が、ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、ホテル王へとのし上がるアベル・ロスノフスキという、宿命のライバルを演じる。


松下洸平さんは「原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したいと思っています」と意気込み、「6年振りのミュージカル出演でこのような大役を頂き、嬉しい気持ちと不安が入り混じっています。登場人物それぞれに大切な物語があるので、独りよがりにならず、楽しみながら素晴らしいキャストの皆さんと一緒に作っていけたらと思っています」と心境を語る。


松下優也さんは「洸平さんは、ものすごく細かくて丁寧で繊細なお芝居をされる印象を持っています。一緒にお芝居を作り上げていけることが、今からすごく楽しみです。今まで誰も演じたことのない新作のミュージカルなので、たくさん洸平さんともディスカッションをしながら、稽古場で楽しく一緒に新しいものを作っていけたらいいなって思います」と共演に期待を寄せている。


ほかにも、咲妃みゆ(フロレンティナ)、知念里奈(ザフィア)、愛加あゆ(ケイト・ブルックス)、上川一哉(ジョージ・ノヴァク)、植原卓也(マシュー・レスター)、竹内將人(リチャード・ケイン)、今拓哉(ヘンリー・オズボーン)、益岡徹(アラン・ロイド)らが参加。宿命のライバル同士にとって、最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイを、東宝ミュージカルを牽引してきた山口祐一郎が演じる。


音楽は「ジキル&ハイド」「四月は君の嘘」など数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーン、脚本・演出は「ニュー・ブレイン」「ザ・ミュージック・マン」の日本版演出が高評価を受けるダニエル・ゴールドスタイン、歌詞:ネイサン・タイセン、編曲:ジェイソン・ハウランド、振付はトニー賞2022-2023に2作品でノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手掛ける。


ミュージカル「ケイン&アベル」は2025年1・2月東急シアターオーブ、2・3月新歌舞伎座にて上演予定。


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