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小泉八雲の妻・セツがモデル、2025年度後期朝ドラ「ばけばけ」制作決定

cinemacafe.net / 2024年6月12日 12時40分

現在放送中の「虎に翼」、「おむすび」「あんぱん」に続く2025年度後期連続テレビ小説として「ばけばけ」が制作決定。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンと共に怪談を愛した小泉セツをモデルにした物語で、ヒロインと相手役はオーディションにて選出する。


本作は、外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。


実在の人物である松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルとするが、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOW「撮休シリーズ」などの脚本を手掛けてきた、ふじきみつ彦が大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。


魂よりさまよい、お化けより生きるのが下手くそな人たちに囲まれ、幽霊よりもこの世をうらめしく思う没落士族の娘・松野トキ。


絶対取り憑かれてるんじゃないか、早くお祓いに行った方がいいんじゃないかぐらいのつまずきを繰り返しながら、どこか憎めない人々と共に、それでも前向きに生きていく。


その人生の途中で出会うのが、ゴースト以上に居場所を見つけられず、トキ同様この世をうらめしく思いながら世界を転々とした末に日本にたどり着いた異国人。


トキは厄介な彼に手を焼きつつも、怪しい話好きという共通点から次第に心を通わせると、うらめしかったこの世界は、いつしか、かけがえのない素晴らしいものに化けていく――。


本ドラマは「化ける」物語。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん「化けて」いった時代。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきた。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに「化けて」いくことに。


ヒロイン・松野トキが生まれ育つ島根県から物語は始まり、その後、ヒロインの人生が進むにつれて、舞台地も熊本など各地へ。松野トキ役と、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションを開催し決定する予定。


脚本・ふじきみつ彦よりコメント


何も起きない物語を書いています。
人生、光もあれば影もあると言いますが、人生って光でも影でもないところがほとんどだなぁというのが僕の実感です。キラキラしているわけではないけど影というほど暗くもない、取り立てて人に話すほどでもない他愛もない時間。そんな光でも影でもない部分に光を当てる朝ドラを書いてみたい。今回のモデルである小泉セツさんのことを知ってそういう考えに至りました。セツさんは特別なことを成し遂げたりとてつもない夢を叶えたりした人ではありません。少し変わった、しかし何気ない日常を送った、言ってみれば普通の人かもしれません。だけど、だからこそ愛おしいのです。
「夢は○○だけん!(島根言葉)」なんて一度も叫ばない朝ドラですが、好きになってもらえたら嬉しいです。


2025年度後期(大阪制作)第113作 連続テレビ小説「ばけばけ」は2025年秋、NHKにて放送予定。2025年春クランクイン予定。


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