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ジェナ・オルテガ出演のホラー、ブリジット・バルドー主演作ほか「カリコレ2024」全上映作品発表

cinemacafe.net / 2024年6月21日 12時30分

新宿のミニシアター“新宿シネマカリテ”にて開催されてきた「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション®2024」(略して「カリコレ®2024」)が、開催10回目にしてファイナルを迎える。新作のプレミア上映ほか、日本初上映作品や多彩なゲストを招いての特別上映など、今回の全上映作品が発表された。


まず、夏といえばサーフムービー。幼少期にシャークアタックに遭い片腕を失ったもののサーフシーンの第一線に返り咲き、全世界に衝撃と感動を与えた映画『ソウル・サーファー』の主人公ベサニー・ハミルトンのドキュメンタリー映画『ベサニー・ハミルトン:アンストッパブル』


『ベサニー・ハミルトン:アンストッパブル』

家族への密着取材、過去の貴重なライディング映像を織り交ぜながら二児の母親となった現在も、映画タイトル通り“立ち止まらず”に限界に挑戦し続ける孤高のプロサーファー、ベサニーの姿を追ったドキュメンタリー映画。


続いてはアルゼンチンから届いた怪作『エレクトロフィリア‐変異-』。『クラッシュ』『Swallow スワロウ』に続く、ある女性の危うい欲望を描いた。落雷の後遺症で雷が通り抜けた跡に血管が浮かび上がるようになったアダは、電流に性的興奮を覚えセックスでオーガズムに達すると放電のような現象も起きるように。彼女はその感覚を共有できる落雷経験者のグループに参加し、そこでリーダーの男フアンと出会ったことから危険な恋に落ちていく。


『エレクトロフィリア-変異-』

監督はカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ受賞作『XXY~性の意思~』のルシア・プエンソ、主演はシネマカリテにて2020年公開『エマ、愛の罠』のマリアナ・ディ・ヒローラモが危険な欲望を演じ切った。


韓国からは、ドラマ「親愛なる判事様」「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~」などで人気のユン・シユン、ドラマ「輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~」で知られるソル・イナが紡ぐ韓流ラブ・コメディの『私たちの恋が香りとして残る時』


『私たちの恋が香りとして残る時』

韓国の映画、ドラマ、バラエティファンがクスっと笑える要素が随所に散りばめられ、「カーテンコール」など今後期待の俳優ノ・サンヒョン、人気コメディアンのユン・ジョンスやユーモラスな演技で国民的人気を得ているキム・スミなど、豪華な俳優のカメオ出演が話題の1本。


続いては本邦初公開として、昨年5月にシネマカリテで公開し大好評を得たハンガリーの至宝メーサーロシュ・マールタ監督特集で惜しくも取り上げられなかった「日記」シリーズの第1編と言われる『日記 子供たちへ <4K レストア版>』が日本初上映。


本作品は1984年カンヌ国際映画祭で女性監督としては初めて審査員特別グランプリを受賞した記念すべき代表作。


『日記 子供たちへ 』

日本からは2023年の大ヒット作『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』に続き、今夏には話題作『サユリ』の公開が控える最恐エンターテイメントの申し子、白石晃士監督の秘蔵未公開作品が「カリコレ®2024」にて独占上映。


白石晃士監督未公開作品

“この作品の内容は秘密ですが、ホラーではあります。しかし今までの私のホラー映画とはまた違った味わいのある、【エレガントな和製ホラー】となっております。敬愛する複数の監督の作品に多数出演された名優との刺激的な初仕事でもありました。果たしてそれが誰なのか? ぜひ劇場でご確認ください!(白石晃士監督)”と予告メッセージも届いている。情報解禁一切なしの完全独占上映となる。


Netflixシリーズ「ウェンズデー」などで現在大活躍中のジェナ・オルテガが出演するカリコレならではのアメリカン・コメディ・ホラー『アメリカン・カーネイジ』


『アメリカン・カーネイジ』

そして『007/慰めの報酬』『オブリビオン』など話題作に出演し、昨年「カリコレ®2023」で大好評だった『ハイ・ヒート その女諜報員』で主人公を演じたオルガ・キュリレンコが、ローマ帝国に立ち向かう復讐アクション劇『ブーディカ 美しき英雄』


『ブーディカ 美しき英雄』

空き家になった夫の実家に移り住んだ夫婦だったが、ある日を境に夫の様子が夜な夜な豹変していく驚愕のホラー作で、大ヒット映画『ゲット・アウト』を生み出したブラムハウスの試みにインスパイアされ、ベルギーの製作会社により同じようなシステムの下、ヨーロッパで生み出された『ナイトマン 夜の殺人者』


『ナイトマン 夜の殺人者』

そして『#スージー・サーチ』に続き、カリコレ®プレミア上映作品も2本。


『#スージー・サーチ』

SXSW映画祭で観客賞を獲得、各地の映画祭を席巻し、米映画レビューサイトでも支持率91%を記録するなどコアなホラーファンはもちろん幅広い層から高評価を獲得した本格POVホラー『デッドストリーム』がついに日本上陸。


『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を思わせる不穏な冒頭から始まる本作は、没入必至の主観ショットとクラシックホラー作品への愛とリスペクトが炸裂するファウンド・フッテージホラー。主演ジョゼフ・ウィンターが妻のヴァネッサと二人三脚で監督・脚本・製作・編集まで手掛け、ジョゼフの音楽に合わせて作り上げられた渾身作。


『デッドストリーム』

過激な企画が原因でアカウントを停止された、崖っぷちの炎上系配信者のライブ配信中に起こる恐怖体験がノンストップで襲いかかる。この進化系POVホラーの一般公開は新宿シネマカリテにて8月16日(金)よりロードショー。


鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアの衝撃的デビュー作にして幻のカルトムービー『アクション・ミュタンテ 4K』(1993)が4K版でカリコレ®2024のスクリーンに蘇る。


『アクション・ミュタンテ 4K』

美しい者だけが権力を握る近未来、醜悪な容貌ゆえに迫害を受け、社会に復讐を誓うテロリスト集団<アクション・ミュタンテ>は「美しいものは悪だ」を合言葉に誘拐、略奪、殺人、はては惑星もろともぶっ飛ばす勢いで、奈落の底まで突き進むシュールな映像とアナーキーSFバイオレンス満載の超怪作。邦題を『ハイルミュタンテ! 電撃XX作戦』、さらには『未来世紀ミュータント』からこのたび『アクション・ミュタンテ 4K』に改め、8月23日(金)から一般公開する。


さらに「カリコレ®2024」のために調達された超特別プレミアム上映企画として、ファッションアイコンにして、60年代においては女性解放の象徴でもあったフランスを代表する女優ブリジット・バルドーが今年9月28日で満90歳を迎えるのを記念して9月13日(金)から開催される「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ -BB生誕90年祭-」から先行してバルドーの貴重な2作品を特別上映。


『裸で御免なさい』

1本目はその「BB生誕90年祭」でも上映する名作『裸で御免なさい』。2本目は今回、日本初上映となる新作ドキュメンタリー映画『ブリジット・バルドー 誤解』。バルドーにまつわる様々な“誤解”を貴重な映像資料を駆使しビデオレターのようなユニークな手法で考察していくドキュメンタリー。同作は「BB生誕90年祭」の上映プログラムには入っていないため「カリコレ®2024」だけの貴重な上映となる。


『ブリジット・バルドー 誤解』

加えて、カリコレ10周年に花を添える特別企画「アスミック・エース meets カリコレ®SPセレクション」では既発表の5作品に加え以下、5本も上映。“自由の国”を目指す命懸けの逃走劇を描いたガエル・ガルシア・ベルナル主演の『ノー・エスケープ 自由への国境』、ポール・ウォーカー主演、リュック・ベッソン脚本の『フルスロットル』、トミー・リー・ジョーンズ監督・主演で贈る『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』、松尾スズキ初監督作品『恋の門』、そして井坂聡監督と浅野忠信が贈る予測不能なサスペンス『[Focus]』とアスミック・エースが贈る名作も。


最後に、今回上映されるイタリアンホラーの巨匠を描いた作品『ダリオ・アルジェント PANICO』では、7月20日(土)12:40の回本編上映後にホラー映画ライター・山崎圭司、是空プロデューサーの鈴木淳一を招いたトークショーを実施する。


『ダリオ・アルジェント PANICO』

「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®2024」は7月12日(金)~8月8日(木)の4週間、新宿シネマカリテにて開催。


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