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「SSFF & ASIA 2024」最も観客の支持を得た作品、オーディエンスアワード発表

cinemacafe.net / 2024年7月3日 14時50分

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024(SSFF & ASIA 2024)の受賞作品が発表された。


今年で26回目を迎えた本映画祭は、米国アカデミー賞公認であり、アジア最大級の国際短編映画祭。6月30日まで続いたオンライン会場も閉幕し、この度、観客の投票によって選ばれる「オーディエンスアワード」、最も心を掴む演技を評価する「ベストアクターアワード」、そして最も視聴数が多かった作品に贈られる「Most Viewed Award」が発表された。


東京会場、オンライン会場の観客が最も支持したオーディエンスアワードには、インターナショナルカテゴリーからクインシー・レッドベター&デンゼル・ウィテカー監督の『新たな始まり』、アジアインターナショナルカテゴリーからダン・チョン監督の『ハーバードへの道』、ジャパンカテゴリーから増田彩来監督の『カフネの祈り』が受賞。


ベストアクターアワードには、インターナショナルカテゴリーより『盲目のライアン』主演のLewis Ian Brayさん、アジアカテゴリーより『負の空白』主演のEun Ji Limさん、ジャパンカテゴリーより『フューチャー!フューチャー!』主演の駒井蓮さんが選ばれた。


また、オンライン会場で最も視聴された作品として、レザ・ラソーリ監督の『一歩ずつ』が「Most Viewed Award」を受賞した。


受賞作品は以下の通り。


<オーディエンスアワード インターナショナルカテゴリー>


『新たな始まり』(BRAND NEW)
監督:Quincy Ledbetter & Denzel Whitaker
21:56/アメリカ/ドラマ/2023


有名になったばかりの音楽プロデューサーが故郷を訪れ、過去を捨てた罪悪感と旧友の憎しみに直面する。


<オーディエンスアワード アジア インターナショナルカテゴリー>


『ハーバードへの道』(Road to Harvard)
監督:Dan Chong
14:19/マレーシア/ドラマ/2023


ある理由から、10歳の息子をハーバード大学に入学させる長期的な計画が危うくなった。母親は計画を軌道修正するために、必要であればどんなことでもやろうとする。


<オーディエンスアワード ジャパンカテゴリー>


『カフネの祈り』(cafune)
監督:増田彩来
15:11/日本/ドラマ/2023
東京で暮らす19歳の大学生真家奏良[マイエソラ]のもとに祖父の訃報が届く。引っ越しの忙しさと友人が手伝ってくれている楽しさも相まって、奏良はその連絡の確認を後回しにしてしまう。


<Most Viewed Award>


『一歩ずつ』(Piece by Piece)
監督:Reza Rasouli
08:58/オーストリア/ドラマ/2023


友人同士のティーンエイジャー2人が近所を散歩している。2人は一緒に時間を過ごしたいだけだったが、少しずつ新たな景色が見えるようになる。


<ベストアクターアワードインターナショナルカテゴリー>


受賞:Lewis Ian Bray ルイス・イアン・ブレイ
『文盲のライアン』(Ryan Can't Read)
監督:Rhys Chapman/19:46/イギリス/ドラマ/2022


本作は、厳しい経済的苦境と膨大な請求書に直面するライアンの苦しみを深く掘り下げている。ライアンは給付金を請求できず、絶望の淵に立たされていた。しかし、ジェームズ・ネルソン・ジョイス演じる友人タイロンがやり直すチャンスを与えたことで、彼に救いの手が差し伸べられる。


【受賞理由】
文字が読めず、内に籠った生活を送っていた主人公の葛藤と成長を見事に演じ切った。最後のシーンでは観客の心を揺さぶり、感動と勇気を与える素晴らしさだった。




<ベストアクターアワードアジアインターナショナルカテゴリー>


受賞:Eun Ji Lim ウン・ジ・リム
『負の空白』(Negative Space)
監督:Jeonghui An/15:00/韓国/ドラマ/2023


29歳のジウォンは、もう3年以上も職を探している。彼女には負の空白が2つある。履歴書の空白と自分の人生の空白である。面接当日、ジウォンは不安でたまらなくなる。


【受賞理由】
就職難の中、仕事が見つからない不安と複雑な感情を内包する繊細な演技が素晴らしく、最後に感情を露わにするシーンでは誰もが心を動かされる圧倒的な演技力であった。




<ベストアクターアワードジャパンカテゴリー>


受賞:駒井蓮
『フューチャー!フューチャー!』(FUTURE! FUTURE!)
監督:眞鍋海里・山本ヨシヒコ/25:00/日本/SF/2023


マコトは、小さな頃から想像力豊かなSF好きの女子高生。ある日、未来からやってきた青年シンイチと出会う。ディストピアとなった未来を救うには、F判定のマコトが大学に入学するしかない。果たして、ふたりは未来を救えるのか!?


【受賞理由】
想像力豊かでひょうきんな主人公を等身大の演技で堂々と演じ切り、あどけなさの残る高校生役から存在感のある社会人役まで自然体で素晴らしかった。今後の活躍に注目したい。



各受賞作品は、グランプリ=ジョージ・ルーカスアワードを含めた各部門作品と共に10月に開催の秋の国際短編映画祭にて上映予定となっている。


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