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高橋文哉&西野七瀬W主演で「少年と犬」映画化!『ラーゲリより愛を込めて』スタッフ再集結

cinemacafe.net / 2024年7月16日 16時0分

『ラーゲリより愛を込めて』の製作スタッフが再集結した、瀬々敬久監督作『少年と犬』の公開が決定。高橋文哉&西野七瀬を主演に迎え、人間と犬の絆の物語を描く。


震災から半年後の宮城県仙台。職を失った青年・和正(高橋文哉)は、同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、一家にとって無くてはならない存在となるが、多聞は常に<南の方角>を気にしていた。そんな中、家族を助けるため、危険な仕事に手を染めてしまった和正は、やがて事件に巻き込まれ、その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう。


時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。多聞と過ごすことで、徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、多聞の後を追ってきた和正が現われる。こうして2人と1匹の新たな生活が始まるが、痩せ細った身体で傷ついた人々に寄り添いながらも、たった一匹で<南の方角>に向かって歩いていく多聞には、一人の少年と誓った約束があった――。


本作は、ノワール小説の旗手として、日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が、2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、累計発行部数45万部を突破している同名小説の映画化。


様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説だ。飼い主を亡くし、釜石から彷徨ってきた多聞が、南の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流。珠玉の感動物語を、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて、今回映画化する。


監督は、『ラーゲリより愛を込めて』『護られなかった者たちへ』など、骨太な社会派ドラマから恋愛物語まで幅広いジャンルで、繊細で丁寧な演出に定評がある人間ドラマの名手・瀬々敬久監督。企画・プロデュースは、『ラーゲリより愛を込めて』では優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆。脚本は『ディア・ファミリー』の林民夫という、『ラーゲリより愛を込めて』の製作陣が集結。


和正役の高橋さんは「僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました」と本作への参加を喜び、「瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、ドキドキとワクワクを持ってお芝居することが出来ました」とふり返る。


また、美羽役の西野さんは「瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います」とコメントしている。


『少年と犬』は2025年春、全国にて公開予定。


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