「何気ない会話が1番面白い」監督&デイジー・リドリーが語る『時々、私は考える』
cinemacafe.net / 2024年7月26日 17時30分
デイジー・リドリー主演&プロデュース作『時々、私は考える』より本編映像が解禁された。
人と関わることが苦手で、幻想的な“死”の空想にふけることを楽しみとしている、会社員のフランが主人公の本作。ある日職場にやってきた新しい同僚ロバートとの出会いによって、そんな彼女の生活が少しずつ変化していく様が描かれる。
なんとも言えない微妙な空気に思わずくすっと笑ってしまう、計算ではない魅力的なユーモアも本作の見どころのひとつとなっている。この度、職場と自宅を往復するだけのシンプルなフランの生活を少しだけのぞき見できる本編映像が到着。
定年退職したキャロルの後任として新しく会社に加わったロバートとの初めてのミーティング。フランの上司の提案で、それぞれ名前と好きな食べ物を発表することに。
「私はイソベル。好きな食べ物はリブアイステーキ」「チャウダー」「菜食主義のスパゲッティ」「マティーニ」と1人ずつ紹介していき徐々に場が盛り上がっていくが、自分の番がきたフランは食い気味に「フランよ。カッテージチーズが好き」と早口で喋り、なんともいえない微妙な空気を作り出してしまう。
オフィスのシーンはほぼ出演者のアドリブで行われたという。メガホンをとったレイチェル・ランバート監督は、「私はシニシズム(冷笑主義)が好きではないので、皮肉な笑いは描きたくないんです。私は人間のありのままの姿や普段繰り広げる何気ない会話が1番面白いと思っているので、本作ではその面白さを武器に楽しいシーンを作り上げました」と自然なユーモアを意識して演出したと語っている。
デイジーも「フランはあまり人と関わらないキャラクターでしたが、オフィスのシーンの撮影は本当に楽しかったんです。イソベル役のミーガン・ステルターの本業はコメディアンで、アドリブでひたすら喋り続けてくるのでみんな笑いをこらえるのに必死でした」と楽しい撮影をふり返っている。
職場での同僚たちの会話と、フランのコミュニケーション下手な様子が笑いを誘う、日常に潜むユーモアを軽やかに描き出した映画の魅力が味わえるシーンとなっている。
『時々、私は考える』は7月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
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