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大泉洋、宮藤官九郎脚本作品初出演「終りに見た街」20年ぶり3度目

cinemacafe.net / 2024年7月30日 5時0分

山田太一珠玉の名作「終りに見た街」が、主演・大泉洋×脚本・宮藤官九郎のタッグで放送されることが決定した。


令和の時代に東京郊外で何不自由なくありふれた日常を暮らすTV脚本家・田宮太一(大泉)の一家は、ある日突然、太平洋戦争中の昭和19年6月にタイムスリップ。過酷な戦場下で太一たち一家は、同じく過去の世界に迷い込んだ太一の父の戦友の甥・小島敏夫とその息子と共に、太平洋戦争の時代をなんとか生き延びようとする――。


「終りに見た街」は、存在感のある人間を描くTV脚本家としての第一人者である山田氏の原作で、戦争体験者の一人として、厳しい体験を次世代に伝えることをテーマに執筆。1982年と2005年には2度、テレビ朝日で山田氏自らの執筆でドラマ化。そして、終戦80年を目前に今秋、約20年の時を経て、3度目のドラマ化をする。


宮田一太郎のペンネームでTVドラマを手掛ける脚本家だが、代表作はなく、20年細々と続けているパッとしない主人公を演じるのは、今回、宮藤脚本作品初出演であり、テレビ朝日のドラマ初主演でもある大泉。


「40年前に書かれた山田さんの世界観に、現代のテイストをふんだんに盛り込みながら描いていて、さらに戦争というテーマでありながらも、宮藤さんならではのお笑いも果敢に盛り込んでいて、なんて面白い脚本なんだろうと大変感動いたしました」「物語の最後に驚く展開があるんですが、これが40年前に書かれているということにびっくりしますし、40年経った今の時代にこのラストが、より重くのしかかってくる気がします」と脚本を読んだ印象を語り、いま、この作品を届けることについて「それぞれの時代の人が実際に戦時下に入っていくから、どの時代でも視聴者が戦争というものをよりリアルに考えられるし、いつの時代に作っても考えさせられるドラマだなと思います。さらに本作では、宮藤さんの脚本だからこそ見ようかなと、若い人を中心にそう思う人も多いでしょうから、それも本当に意義があると思います。戦争というものをもっとリアルに考えなくてはいけない時代の中で、この作品を通して僕たちが戦争に対してどう考えていくのかということを、改めて突きつけられる部分があるなと思います」とコメント。


同じ脚本家として山田氏を尊敬し、ファンであることを公言してきた宮藤氏は、大泉について「劇団(TEAM NACS)では作劇を担当することもあるからでしょうか、物を考える人、創る人の顔をしているなぁと以前から思っていたので、脚本家の役はピッタリだと思いました。執筆に着手したのが、ちょうど映画『こんにちは、母さん』(2023年)で共演していた時期で、現場で大泉さんから『宮藤さんの作品、呼んで下さいよ~』と言われたので、すぐ呼んだらビックリするだろうなと思って、オファーする前から勝手に当て書きしました」と明かす。


また「戦争経験の有無が、僕と山田先生の大きな違いなのですが、それを逆手に取って、実感を伴わない主人公の『反戦』が、この苛烈な物語を通じて実感を帯びてゆくという大きな流れを意識して書きました。彼らに感情を乗せることで、戦争の愚かさを感じることが出来ると思います」と執筆する上で大切にしたことも述べている。


テレビ朝日開局65周年記念 ドラマプレミアム「終りに見た街」は9月、テレビ朝日系にて放送予定。


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