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金子大地&寛一郎、『ナミビアの砂漠』河合優実演じるカナの“彼氏たち”の場面写真

cinemacafe.net / 2024年8月15日 18時0分

第77回カンヌ国際映画祭にて国際映画批評家連盟賞を女性監督として最年少受賞した山中瑶子が監督・脚本、河合優実主演の『ナミビアの砂漠』。今回、金子大地演じるハヤシ、そして寛一郎演じるホンダの新場面写真が解禁された。


■主人公カナが惹かれた自信家で刺激的な男ハヤシ:金子大地


寛一郎演じるホンダを“優しくても退屈な男”と捨てたカナが惹かれたのは、自信家で刺激的なハヤシ。カナが求めていた刺激をもたらしてくれる存在だ。ホンダとは正反対のハヤシと付き合い始めると、付き合いたてのカップルらしく次々と2人で新しいことを始めていく。そんなハヤシを金子はリアルに、魅力的に表現している。


解禁された場面カットでは、クリエイターらしくデスクの前で制作作業をしている場面、何かを考え込むように座る姿、カップ麺を食べながらカナを見つめているカット、睨みつけるような鋭い眼差しをカナに向けているシーンが切り取られている。


山中監督は「金子さんは、かなり野生的に芝居をする方だと思いました。分からなくてもとりあえずやってみる。私が愚かにも“さっきの良かったから同じこともう一回やって!”と言ったとき、金子さんが全く覚えていなかったことが印象に残っていて、目が離せない存在でした。どこまでも素晴らしかったです」と金子との撮影をふり返る。


さらに「河合さんとの相性もとても良かったです。2人が喧嘩するところ、彼らが本気であればあるほど面白くて仕方なかった」と、本作の大きな見どころの1つともいえるカナとハヤシのケンカシーンでの金子の熱演を絶賛する。


■なぜカナに捨てられることになったのか? 優しくて退屈な男ホンダ:寛一郎


併せて解禁するのは、寛一郎演じるカナに尽くすも捨てられてしまうホンダの幸せそうな表情から、泣きそうな表情、不安げな瞬間を捉えた新場面カット。


もたれかかるカナを抱き寄せているホンダの優しく幸せそうな笑顔もあれば、泣きそうな顔でカナを見つめているシーン、車内で無表情のカナに不安げな目線を送るカットなど、ホンダに訪れる辛い別れと幸せだった過去が閉じ込められており、カナに捨てられるまでの過程が気になるカットとなっている。


カナから“優しいけど退屈な男”として見られてしまうホンダ。それを絶妙に表現する寛一郎に注目だ。


そんな寛一郎について山中監督は、「これほど精密に芝居をする方は私にとっては初めてで、驚くばかりでした。寛一郎さんはこの物語と、ホンダという役をとても深く読み込めていて、率先してキャラクターとしての恥をかいてくれたように思う。こちらも恐ろしいほど河合さんとのバランスが絶妙で、我ながら素晴らしいキャスティング!ホンダが登場するたび嬉しくなるほど、自分が書いたキャラクターよりもっともっと実在感を持って飛び出してくれました」と称賛を惜しまない。


山中監督と河合が生み出した、圧倒的なエネルギーを放つ主人公カナの強烈なキャラクターに対峙する、金子演じるハヤシ、そして寛一郎演じるホンダの2人からも目が離せない。


『ナミビアの砂漠』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。



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