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浅野忠信が伝説の写真家演じる『レイブンズ』来年3月公開 妻役に瀧内公美

cinemacafe.net / 2024年8月22日 12時25分

浅野忠信主演の仏日西白(フランス、日本、スペイン、ベルギー)合作映画『RAVENS』の邦題が『レイブンズ』に決定し、2025年3月に公開されることが決定。場面写真や撮影風景のスチールが公開された。


浅野が演じるのは、伝説の天才写真家・深瀬昌久という実在の人物。カラスを執拗に撮り続けた代表作《鴉》(英:《Ravens》)は、日本の写真史にその名を刻み、世界的にも高い評価を受け続けている。


©深瀬昌久アーカイブス 作品タイトル:深瀬昌久「襟裳岬」(シリーズ「鴉」より)1976年

深瀬は天賦の才の一方で、心を閉ざし、闇を抱えていた。それは異形の<鴉の化身>として現れ、芸術家への道を容赦なく説く。深瀬の最愛の妻であり、最強の被写体であった洋子の存在を犠牲にしても。本作は、それぞれの芸術と愛を追い求める深瀬と洋子の50年にわたる、複雑かつ普遍的なダークファンタジー・ラブストーリー。


洋子役には、「恋はつづくよどこまでも」、『由宇子の天秤』、大河ドラマ「光る君へ」などに出演し、今回海外合作映画初挑戦となった瀧内公美が抜擢。深瀬の被写体にとどまらず、夫を闇落ちから守るパワフルな存在だ。


浅野は「本当に僕はもう好き放題やりました。僕にしかできない役だったと思いますし、僕が経験してきたことが全て活かせた役だと思います」と明かし、「瀧内さんは、きちんと役としてその場に生きてくれていたので、洋子そのもの。瀧内さんの鋭い勘には感謝してます」とコメント。


瀧内も「憧れの浅野忠信さんとのお仕事はとても刺激的で忘れられない体験になり、役者人生の中でこれ以上ない幸福な時間を過ごさせてもらいました」と撮影をふり返り、「マーク・ギル監督の才気がほとばしる、想像以上に素晴らしいファンタジックな物語が出来上がりました。ぜひお楽しみに!」と公開を待つファンへ呼びかけている。


監督・脚本は『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』のマーク・ギル。本作では、深瀬氏の希少な写真作品も多数映し出され、2023年に開催された回顧展で若者を魅了した衝撃的な破壊力を見せつける。


『レイブンズ』は2025年3月、TOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国にて公開予定。

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