1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

ヴェネチアでティム・バートン最新作『ビートルジュース ビートルジュース』に大喝采

cinemacafe.net / 2024年8月30日 11時50分

第81回ヴェネチア国際映画祭が開幕、オープニングを飾るティム・バートン監督5年ぶりの長編映画『ビートルジュース ビートルジュース』がワールドプレミアを迎え、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォーら超豪華キャストがレッドカーペットに集結した。


世界三大映画祭の1つであり、世界最古の映画祭でもあるヴェネチア国際映画祭がイタリア・現地時間8月28日より開幕。ハリウッドのストライキの影響でスター俳優が不在だった昨年と打って変わって、第81回は華々しい幕開けとなった。


映画の公式上映に先立ち実施されたのは記者会見。ティム・バートン監督を初め、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラに加え、本作から新たに参加となったジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォーという超豪華キャストが水上ボートに乗り、街中からの歓声に手を振り応えて記者会見の会場へ。


ボートが到着すると、一同は待ち構えていたファンたちと一緒に写真を撮ったり、サインをしたりするひと幕も。


■ティム・バートン監督「自分にとって特別な作品」


記者会見でティム・バートン監督は「『ビートルジュース』はとても好きな作品ですが、なぜ前作があれほど成功したのか正直よくわかっていません」と明かし、「ただ他の作品とは違う、とても個人的な思い入れがある作品でもあり、こうやってまたマイケルやキャサリン、ウィノナと一緒に作品を作り、ジェナ、モニカ、ウィレム、ジャスティンという新たなメンバーがこの作品に参加してくれて、さらに自分にとって特別な作品となりました」と『ビートルジュース』とその最新作である本作への特別な思いを語る。


また、「自分にとって映画作りというものは、心に従ってやりたいことをやるべきであると考えていて、それがこういう作品を作ることなのだと思います。この作品はとてもエネルギッシュで、作っていて非常に楽しかったです。だからこの作品が好きなのです」と、5年ぶりの長編映画となった本作が、ティム・バートン監督自身の映画作りへの情熱に従って製作された作品であること明言した。


■マイケル・キートン「現場では常に笑いが絶えませんでした」


© Kazuko Wakayama

前作に続き“ビートルジュース”という伝説的なキャラクターを演じたマイケル・キートンは「この作品は何かにインスパイアされたものではなく、非常にオリジナリティにあふれています」と話す。


「そんな唯一無二の作品に携われることは、私にとって大変光栄なことでした。さらに、この作品に参加しているキャストも本当に素晴らしく、現場では常に笑いが絶えませんでした。創作過程も非常に充実していて、懐かしのメンバーでまたみんなで一つのものを作り上げる喜びを改めて感じました」とティム・バートン監督の撮影現場をふり返った。


■ウィノナ・ライダー「夢が叶ったみたい」


また、ウィノナ・ライダーは「私が一番好きなマイケル・キートンの目をまた見ることができました。またみんなと一緒にできて嬉しかったですし、撮影も楽しかったです」とふり返る。


「夢が叶ったみたいでした。ティムが大好きだし、ものすごく信頼しています。また色々なことを試しましたが、とても守られているように感じましたし、同時にとても自由でした」と言い、「前作の時のエネルギーにまた包まれることができて嬉しかったです。人生で一番特別な体験の一つになりました」と前作から36年後、再びリディア役を演じた喜びを語った。


■ジェナ・オルテガ「親子揃って自己主張も意固地なところも」


本作から新たに参加、「ウェンズデー」から続いてバートン監督作に出演したジェナ・オルテガ。「1作目の大ファンでしたし、尊敬するキャストに囲まれながら本作に出演出来て本当に光栄でした。撮影に入ったばかりの時はこんなに大物の先輩たちの中に入り込んだので、迷惑などかけないよう隅にいるようにしましたが、以前から信頼していたティム監督がとても居心地よくさせてくれました」とスター俳優たちとの共演への喜びと、ティム・バートン監督との信頼関係を明かす。


また、「リディア・ディーツの娘役という事で同じキャラと思われがちだけど、かつてのウィノナの役柄を上書きはせずに、似ている所があるだけ、という見え方になるように演じました。親子揃って自己主張も意固地なところもある、自分自身の事をよく分かっているけれど、怒りは別の場所から来ている。アストリッドの方が少しトラウマや世の中への憤りを感じているキャラクターです」と自身が演じたアストリッドの役柄を解説した。


さらに、会場の記者から、「本作は痛快で、バートン監督がハッピーなフィーリングを観客に届けたいと思っているのを痛感しました」という意見が出ると、マイケル・キートンは頷きながら拍手。


ティム・バートン監督も嬉しそうに、「自分にとってこれはとてもパーソナルな作品で、キャラクターたちは他人と思えないし、再び好きな題材に、好きな人たちとともに戻って取り組むのは、とてもエキサイティングだった。それに馴染みの俳優たちも新しく加わった人たちも、みんながいろいろなアイディアを出して貢献してくれたのが、本当に素晴らしかった」とコメント、会場は大きな拍手に包まれた。



■上映後は、熱烈なスタンディングオベーション


そして映画祭の開幕を告げるレッドカーペットの舞台では、ドレスアップしたティム・バートン監督ほかキャストたちが集結。大きな喝采を浴びながらレッドカーペットでひと際存在感を放ち、一同はそのままオープニングセレモニーが行われる次の会場へ。


監督、キャスト陣が客席から見守るなか、映画祭のオープニング上映作として『ビートルジュース ビートルジュース』がワールドプレミアを迎えた。


上映中の客席からはスクリーンから飛び出す勢いで暴れ回る【人間怖がらせ屋】のビートルジュースに思わず笑い声が溢れる場面も。上映後はダークでファンタジックなティム・バートンワールド全開の本作にすっかり魅了された観客たちからスタンディングオベーションが自然と湧き起こり、監督、キャスト陣が立ち上がり、まだ興奮冷めやらぬ会場からの熱烈な拍手と歓声に応えた。


スタンディングオベーションが3分にも及ぶと、会場の照明が落とされ一同が退場。それでも拍手が鳴り止まないなか、ワールドプレミアは成功を収めた。


なお、ティム・バートン監督は2007年・第64回ヴェネチア国際映画祭にて、多くの優れた作品を作り続けている監督に贈られる「栄誉金獅子賞」を受賞している。


『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日(金)より全国にて公開。



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください