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黒木華が歌う「夜明けのマイウェイ」が『アイミタガイ』主題歌に決定

cinemacafe.net / 2024年9月6日 12時40分

中條てい原作の同名小説を映画化した『アイミタガイ』の主題歌が、主演の黒木華による「夜明けのマイウェイ」のカバーに決定した。同時に本予告映像も解禁され、黒木華の歌声とともに物語の一端が明らかになった。


先日、第29回釜山国際映画祭で、映画祭を代表する部門の一つでもあるコンペティションのジソク(Jiseok)部門へ選出され正式出品が決定し、公開に向けて期待が高まる本作。


この度主題歌に決定した「夜明けのマイウェイ」は、1970年代に放映された連続ドラマの主題歌として、俳優であり音楽家の荒木一郎が作詞・作曲した楽曲。脚本の制作段階から主題歌として製作陣の念頭にあったという思い入れの強い一曲だ。


前向きなメッセージが込められた歌詞が驚くほどに物語と重なるこの曲をキャスティング前からカバーしたい意向はあったが、誰が歌うべきかを検討していた時、黒木が演じる主人公・梓を見て、やはり梓本人が歌うべきではないかと考えた結果、主演の黒木がボーカルも担当する運びとなった。これまで、CMやバラエティ番組でその透き通るような歌声を披露してきた黒木だが、映画の主題歌を担当するのは今回が初となる。


黒木は「まさか自分が主題歌を歌わせていただくことになるとは思わず、とても緊張しています」とコメント。「温かい気持ちで聴いていただけると嬉しいです」と語っている。


解禁された本予告映像では、突然の別れから幕を開ける。心の支えを失って立ち止まってしまった主人公・梓(黒木)が、返事が来ることはないと分かっていても、親友・葉海(藤間爽子)にメッセージを送り続ける様子が映し出される。


そして、そんな梓を支えたいと願う恋人の澄人(中村蒼)、梓の叔母(安藤玉恵)、ある過去を抱えた老婦人こみち(草笛光子)、叶海を失った両親・優作(田口トモロヲ)と朋子(西田尚美)、叶海と生前に関わりのあった児童養護施設の所長(松本利夫)らの姿が次々と映し出され、物語は動き始める。


「残された人々の想いが繋がり 小さな奇跡が起こる」というナレーションの直後、叶海へ宛てた読まれるはずのないメッセージに一斉に既読がついて…。梓の祖母・綾子(風吹ジュン)が、“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける通り、一期一会の連鎖が思いもよらない幸せの歯車を動かしていく。


最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓の元に届いた想いとは。登場人物たちの悲しみや喜びに優しく寄り添うように流れる主題歌が涙を誘い、感動のその先に待ち受けるラストに期待が高まる映像となっている。


黒木華 コメント全文
まさか自分が主題歌を歌わせていただくことになるとは思わず、とても緊張しています。
歌唱指導の先生のおかげでなんとか形になりました。
温かい気持ちで聞いていただけると嬉しいです。


『アイミタガイ』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。



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