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“出られない図書館”の迷宮…井之脇海主演『ピアニストを待ちながら』予告編

cinemacafe.net / 2024年9月7日 13時0分

世界的な建築家・隈研吾が手掛けた村上春樹ライブラリー館内で全編撮影された、井之脇海主演『ピアニストを待ちながら』からポスタービジュアルと予告編が解禁となった。


本作は、『のんきな姉さん』でデビュー後、『眠り姫』、建築家との共作『DUBHOUSE』や「音から作る映画」プロジェクト、『背 吉増剛造×空間現代』などを撮り、今年デビュー20周年となる異才・七里圭監督が早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)にて撮影した最新作。


2022年10月に早稲田大学にて45分版が初披露、翌2023年1月に舞台挨拶付きで特別上映されたが、この度、61分の劇場公開版として生まれ変わった。


ポスタービジュアルには、グランドピアノを弾く井之脇の後ろ姿と木竜麻生と大友一生の横顔の写真をバックに、世界的建築家の隈研吾が手掛けたエントランスの曲線を模したタイトルロゴと、木材をアーチ状に配したトンネル状の大屋根の一部を大胆にレイアウト。


そして予告編は、井之脇が奏でるピアノの旋律にのせて、“出られない図書館”の中で舞台の稽古をするキャラクターの姿や、「なぜ彼らは出て行かないのか?」という問いかけなど、本作の迷宮的世界観を凝縮させた映像となっている。


また、本作をひと足先に鑑賞した岡田利規(チェルフィッチュ主宰/演劇作家/小説家)は、「図書館という空間が演劇によって異化されるのを、この映画を見る者は目の当たりする。そこで演劇のリハーサルが繰り広げられること。しかも真夜中に。それによってそこに結界が生じる。そこがまぎれもなく異界になる。」と、本作の魅力について演劇作家ならではの視点で解説するコメントを寄せる。


なお、早稲田大学国際文学館開館3周年と本作の公開を記念し、10月8日(火)、物語の舞台となった村上春樹ライブラリーにて七里監督とアメリカ文学研究者・翻訳家の柴田元幸氏による“映画と文学”にまつわる対談イベントの開催が決定。


さらに9月28日(土)より、イメージフォーラムにて七里監督デビュー作『のんきな姉さん』と、 15年間毎年上映が繰り返された伝説の作品『眠り姫』が再上映される。


『ピアニストを待ちながら』は10月12日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。



【早稲田大学国際文学館開館3周年×七里圭監督『ピアニストを待ちながら』公開記念イベント】
「物語を待ちながら」 映画の物語と文学の物語を巡って~
『ピアニストを待ちながら』劇場公開記念トーク・柴田元幸×七里圭監督


日時:10月8日(火)18時30分開場開演19時~終演20時30分
場所:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー) 定員:50名

【七里圭監督 過去作上映】
『のんきな姉さん』9月28日から10月4日(金)まで
『眠り姫』は10月5日(土)から10月11日(金)まで、連日21時より1週間限定レイトショー。




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