松坂桃李原案作品を特集「月刊 松坂桃李」放送
cinemacafe.net / 2024年9月10日 6時0分
俳優・松坂桃李が長年温めてきた原案をもとに、松居大悟、沖田修一、齊藤工の3人の監督を迎え、松坂主演で映像化した3作品を特集する番組「月刊 松坂桃李」の放送・配信が決定した。
松坂が持つ、世の中にはあまり知られていない意外な趣味の一つが、架空の映画を妄想しイメージを膨らませるというもの。そんな長年温められてきた原案を基に夢の映像化が実現。
映像化する3作品は、 松居監督「横★須★賀 探偵事務所」、沖田監督「ダンディ・ボーイ。」、齊藤監督「何もきこえない。」。それぞれ、探偵・龍哉、漫画家を目指す青年・吉男、AI・Ho-1と、全ての作品で松坂が主演を務める。
同番組では、本編映像に加え、メイキングやインタビューなども盛り込まれ、各作品の裏側まで紹介していく。
松坂は「知っている方もいるかもしれませんが、数年前まで『+act』の連載で『妄想・松坂桃李』というページがありました。僕の妄想を映画のフライヤー風に作り、実在する作品かのように紹介する、という趣旨で、10年ほど続いていました。WOWOWのプロデューサーさんから『この中の何本か本当に撮りませんか?』とオファーがあった時は本当にビックリしました。こんなふざけた企画に監督や各部署のスタッフ、そもそもキャストが集まってくれるのだろうか。とても心配でした。そんな僕の心配に反して、まさかの素敵な方々が集まって下さり、想像をはるかに超える作品が出来上がりました」と完成に自信をみせ、「それぞれの監督の色が濃く、鮮明に表されている3本の作品は、僕の妄想よりも想像力豊かな作品になっていますので、楽しみにしていて下さい」とメッセージ。
松居監督は「横須賀の空気を浴びながら、松坂さん演じる龍哉の背中を追いかけていきました。いや演じるとも違いますね、現場での松坂さんは龍哉そのものでした」と撮影をふり返り、沖田監督も「このような、ワクワクする企画に、声をかけていただき、とても嬉しかったです。そもそも、妄想・松坂桃李のような本を作っている時点で、かなり変わっていると思いますし、イタズラ心がある方だなと思いました。撮影中も、物腰柔らかで、色々と柔軟に受け止めてくださる松坂さんのおかげで、とても楽しい撮影になりました」と語る。
松坂について齊藤監督は「松坂さんは柔軟かつ表現はソリッドで、周りへのお気遣いを常にして下さる、理想的な主演の佇まいでした」と話し、「せっかくの機会なので、松坂桃李ファンの私としても、見たことの無い松坂桃李さんを見たい!と言う一念でこのプロジェクト臨ませて頂きました。素晴らしいキャスト、スタッフ方に恵まれて、絶妙な作品が誕生しました。皆様に届きます様に」とコメントしている。
ストーリー
【10月号 松居大悟監督「横★須★賀 探偵事務所」特集】
横須賀にある探偵事務所。便利屋のような仕事が多く、探偵・龍哉(松坂桃李)は愚痴っている。しかしアルバイト助手の女子高校生・さやは、この事務所にはその程度の仕事がいいところと感じている。そんな中、甲本という客が訪れ、ある男を捜してほしいと言う。10月号では、撮影現場でのメイキング、インタビューなど貴重な映像満載、最後に松居大悟監督スペシャルエディションの特別映像が登場する。
【11月号 沖田修一監督「ダンディ・ボーイ。」特集】
大学生の吉男(松坂桃李)は、彼女・ちはると楽しい大学生活を送っていた。一念発起して漫画家を目指すことを決め、漫画を描き続ける日々。そんな中、組長の娘である少女と出会う。抗争に巻き込まれた彼女を救うため、吉男は自分が描くヒーロー漫画の主人公のように戦い始める。11月号では、ほっこりした撮影現場風景をたっぷり紹介し、さらに沖田修一バージョンのダンディ・ボーイがさっそうと現われる。
【12月号齊藤工監督「何もきこえない。」特集】
核エネルギーの事故により、人類が激減した2065年。AIのHo-1(松坂桃李)は人間の女性サツキのもとで暮らしていた。AIに人間が支配されると考え破壊活動を行なうアキラは、サツキをターゲットに定める。無残な姿になった彼女を見て、感情が無かったはずのHo-1はアキラを追い詰める。12月号では、齊藤工監督の撮影現場での演出ぶりを紹介し、その独特な映像マジックをご堪能いただく。
「月刊 松坂桃李」は10月20日(日)21時~10月号 松居大悟監督「横★須★賀 探偵事務所」特集、11月17日(日)21時~11月号 沖田修一監督「ダンディ・ボーイ。」特集、12月15日(日)21時~12月号 齊藤工監督「何もきこえない。」特集をWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送・配信(全3回)。
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