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『ミザリー』『タイタニック』のキャシー・ベイツが俳優業引退を表明

cinemacafe.net / 2024年9月10日 14時15分

キャシー・ベイツ(76)が、俳優業を引退することを「The New York Times」紙に明かした。


1971年の『パパ/ずれてるゥ!』で映画デビューを果たして以来、様々な作品で個性を発揮してきたキャシー・ベイツ。1990年に『ミザリー』でアカデミー主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞し、その後『パーフェクト・カップル』『アバウト・シュミット』『リチャード・ジュエル』でコンスタントにアカデミー助演女優賞にノミネートされた。テレビ界でも2014年に「アメリカン・ホラー・ストーリー」でエミー賞助演女優賞を獲得し、演技力を証明し続けてきた。


50年以上にわたって俳優として活躍してきたキャシー・ベイツだが、今月22日にアメリカで放送開始となる主演ドラマ「Matlock(原題)」を「これが私のラスト・ダンス(最後の作品)」と語り、引退を表明している。引退を考えたのは今作ではなく、少し前にある映画作品に出演した際に苦い経験をしたことがきっかけになった模様。作品名は語らなかったが、ソファの上ですすり泣き、エージェントに「引退したい」と電話したという。


しかし今年1月、エージェントから送られてきた「Matlock」の脚本を読んで、引退を考え直すことに。同作は80年代から90年代にアメリカで放送された同名法廷ドラマのリブート版で、男性だった主人公の弁護士マトロックが女性に変更され、キャシー・ベイツが演じている。常に公正であることを強く意識してきたというキャシー・ベイツは、正義のために立ち向かう主人公に共感を抱いたようだ。


ファンは引退報道に「彼女が出演した作品は、ほぼ全部大好き!」「素晴らしいキャリアを築いてきた俳優」「キャシーが引退? 一つの時代の終わりを感じてしまう」「どうか思いとどまって」といったコメントを寄せている。

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