ビョン・ウソクが日本ファンミで来日!「ソンジェ」までの大ブレイクをふり返る
cinemacafe.net / 2024年9月28日 8時0分
今年、世界中に「ソンジェシンドローム」を巻き起こした韓国ドラマ「ソンジェ背負って走れ」。その主人公リュ・ソンジェを好演して一躍スター俳優となったビョン・ウソクの日本ファンミーティング「2024 Byeon WooSeok Asia Fanmeeting Tour <SUMMER LETTER> IN TOKYO」が9月28日(土)・29日(日)の2日間、武蔵野の森 総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催される。
日本ファンミーティングは約1年半ぶり。9月25日に行われた「ソウルドラマアワード2024」にて、「ソンジェ」共演のキム・ヘユンとともにファン投票で選ばれる国際招待部門アジアスター賞を受賞した直後だけに大きな注目が集まっている。
「ソンジェ背負って走れ」ついに来た大ブレイク!
爽やかなルックスと190cmの高身長で、モデルとしても活躍してきたビョン・ウソクは、2016年にドラマ「ディア・マイ・フレンズ」で俳優デビュー。「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち」(2016)にIU演じるコ・ハジンの元カレ役で出演した。
「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」(2016)ではナム・ジュヒョクが憧れる肩を壊した水泳部の先輩役、「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」(2019)ではある秘密を抱えたトップスター役など、「ソンジェ背負って走れ」と共通点がある役柄も経てきた。
観察型リアルバラエティ番組「ある日突然100万ウォン」(2017)ではメインMCの1人をつとめたこともある。
「ソンジェ背負って走れ」は、自分を生かしてくれたアーティストのリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)の死に絶望した熱狂的なファンのイム・ソル(キム・へユン)が2008年にタイムスリップ、彼の運命を変えるために奮闘する初恋ファンタジーロマンス。
ビョン・ウソクは将来を有望視される高校3年の水泳選手や、ごく普通の大学生、バンド「ECLIPSE」のボーカルであるトップスターまで多彩な姿を見せ、初恋の女性のために生き抜くソンジェになりきった。
その低めの柔らかボイスや、制服を着ても違和感のないピュアさ、照れや戸惑いが勝る不器用な愛情表現なども大きな魅力。
2024年1月にはフォロワーが約450万人ほどだった彼のInstagramは、本作の放送中から右肩上がりに増え続け、現在(9月26日)は1,130万人に。5月にグローバルスーパーファンプラットフォーム「Weverse」に公式コミュニティを開設すると、約2週間で登録者数50万人を突破する記録をつくるなど、支持を広げ続けている。
「ソンジェ背負って走れ」はU-NEXTにて独占配信中。
初の世子役「花が咲けば、月を想い」(2021)
2019年には、朝鮮時代の結婚コンサルタント“媒婆(メパ)”を描いた「コッパダン~恋する仲人~」に出演。豊富な知識を持ち、芸事に長けた情報屋ト・ジュンを演じた。
ト・ジュンはその麗しさと多才さでどんな情報をも聞き出すが、実は心に傷を秘めているという役どころだった。
その後、KBS演技大賞新人演技賞を受賞することになるのが、自身初の世子(王の後継者)を演じたユ・スンホ&イ・ヘリ主演の青春ロマンス時代劇「花が咲けば、月を想い」だ。
禁酒令が布かれた架空の朝鮮時代、借金返済のために密造酒を売るロソ(イ・ヘリ)と生真面目な監察官ヨン(ユ・スンホ)、そして息苦しい宮廷生活を忘れるため酒を求める世子イ・ピョ(ビョン・ウソク)、ピョに惹かれる名家の娘エシム(カン・ミナ)の4人の恋愛模様と、禁酒令の裏にある陰謀が描かれていく。
宮廷で葛藤を抱えて過ごすピョにとって、酒は嫌なことをすべて忘れさせてくれる薬であり、唯一の癒し。「酒でしか癒やせぬ渇き」を知る者同士、ロソに惹かれるのは必然だったといえる。
「花が咲けば、月を想い」はU-NEXTにて独占配信中。
初恋が似合うNetflix映画『20世紀のキミ』(2022)
また、自身のようなトップモデルに扮したNetflixシリーズ「青春の記録」(2020)は、入隊直前のパク・ボゴムとアカデミー賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダムと共演した話題作。
演じたウォン・ヘヒョは支配的な両親のもとに育ち、親友へジュン(パク・ボゴム)より先にブレイクするが、ジョンハ(パク・ソダム)への想いは届かず、次第に立場が逆転してしまう役どころ。
こうした数々のドラマでキャリアを重ねてきた中、「ソンジェ」のユン・ジョンホ監督がビョン・ウソクを起用するきっかけとなったNetflix映画『20世紀のキミ』に出演する。
ユン監督は本国のインタビューで、釜山国際映画祭で上映されていた『20世紀のキミ』を見て「10代と30代を同時に演じることができる俳優は、彼しかいない」と思ったという。
本作の初恋の相手は「マイ・デーモン」のキム・ユジョン。高校生を演じることや彼女の実家がレンタルビデオ店であることなど「ソンジェ」との共通点もあり、重ため前髪のプン・ウノは刹那的なきらめきを放つ。
『20世紀のキミ』はNetflixにて独占配信中。
初の悪役「力の強い女 カン・ナムスン」(2023)
デビュー以来初めて悪役に挑戦し、演技の可能性をさらに広げたのがドラマ「力の強い女 カン・ナムスン」だ。
モンゴルで育ち、家族を探してソウルへやってきたカン・ナムスン(イ・ユミ)は生まれつき超人的な怪力の持ち主。代々同じ力を持つ母と祖母、麻薬捜査チームの刑事カン・ヒシク(オン・ソンウ)とともにソウルに蔓延る合成麻薬事件を追うが、その麻薬の元締めがビョン・ウソクが演じたリュ・シオ。
怪力の女性だとは知らずにナムスンに興味を持ち惹かれていく、冷酷で孤独な、悲しき悪役リュ・シオには韓国はもちろん日本でも心を鷲掴みにされるファンが続出した。
なお、今作のキム・ジョンシク監督との縁で、シン・ミナとキム・ヨンデ共演で現在大ヒット中のPrime Video配信ドラマ「損するのは嫌だから」に特別出演することが発表されている。
「力強い女 カン・ナムスン」はNetflixにて独占配信中。
初恋が複雑に…映画『ソウルメイト』(2023)
ビョン・ウソクのさらなる一面を堪能したいなら、香港出身デレク・ツァン監督の『ソウルメイト/七月と安生』(2016)をキム・ダミ主演で韓国リメイクした映画『ソウルメイト』がオススメ。本作でも高校生から30代まで扮している。
演じたのは、済州島で姉妹のように育った親友ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)の関係を揺るがしていくキーパーソン、ジヌ。サークル活動でハウンと出会い、やがてミソも含めた3人で仲を深めていく。
「2回、3回観ると、また別の視点から各シーンが見えるようです。機会があれば一度ではなく2度、3度見て別のポイントで共感していただけたら嬉しいです」と、日本公開時にメッセージを寄せていたビョン・ウソク。儚く脆くも、まぶしく揺れ動く、この初恋の結末も涙なしでは見られない。
いまやどんな動向もニュースになり、次回作が最も期待される俳優の1人となったビョン・ウソクの魅力に、改めて浸ってみてほしい。
『ソウルメイト』はU-NEXTほかにて配信中。
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