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【ネタバレあり】「アガサ・オール・アロング」3話、“魔女の道”の試練が想像以上にキツすぎる

cinemacafe.net / 2024年9月28日 19時0分

何をしでかすのか、何を言い出すのか、何が起こるのか、まったく予測のつかないマーベルの最新ドラマ「アガサ・オール・アロング」第3話が配信。


「試練が待ち受ける長き旅路」というエピソードタイトルのとおり、アガサ・ハークネス(キャスリーン・ハーン)と魔女団、そして謎のティーン(ジョー・ロック)がいよいよ“魔女の道”を歩み始めるが、最初からとんでもない試練に遭遇した。


「魔女の道のバラッド」の歌詞によれば、魔女の道に待ち受けているのは試練。それぞれが恐れと対峙しなければならない、と明かされるが、第3話では毒ワインによる幻覚という形でそれが現れた。


魔法薬を扱うジェニファー・ケール(サシーア・ザメイタ)は呪縛から解き放たれ力を取り戻したい、リリア・コルデルー(パティ・ルポーン)は不運だらけの人生を逆転させたい、護衛の魔女アリス・ウー・ガリヴァー(アリ・アン)は心を病んでいた母親に何があったのかが知りたい。


そしてアガサは、魔力を取り戻して“返り咲きたい”。だから、魔女たちは大嫌いなアガサについてきたのだ。ハート夫人ことシャロン・デイヴィス(デブラ・ジョー・ラップ)以外は。


『オズの魔法使』さながらに魔女の道を進むアガサたちの前に、辺りの雰囲気とはまるで違う、ティーン曰く“中年の恋を謳歌している”ヴァイブの邸宅が突然現れる。


「デスパレートな妻たち」ぽい? と思ったが、英語の台詞に出てきた海外ドラマのタイトルは「Huge Tiny Lies」。おそらくリース・ウィザースプーンとニコール・キッドマン主演&製作総指揮の「ビッグ・リトル・ライズ」のパロディだ。


なんとその家のワインには毒が仕込まれていて、飲んでしまった魔女たちは次々に顔が腫れ上がり、それぞれが過去のトラウマの幻覚を見ることになる。


最初はズルをしてワインを飲なかったアガサだが、結局彼女も飲むことに。憎まれ口を叩きながら、記憶をたよりに解毒薬を作る“ジェン”ジェニファーを急かすなか、そのうちアガサも幻覚に襲われる。


ジェンがティーンに話していた、禁断の書ダークホールドと引き換えに息子を手放したという噂は本当だったらしく、赤ん坊の泣き声の幻聴を聞いたアガサは、ゆりかごの中にダークホールドを目にする…。


でも、あまりにもリアルな幻覚に負けてなんかはいられない。どんなに抑圧されようとも「あなたのその知識までは奪えない」と、柄にもなく(?)ジェンを励ますアガサにはキュンとしてしまった。


「ビッグ・リトル・ライズ」がそうであったように、今作は過去のトラウマを克服して前を向きたいと願うワケありの魔女たちが、それぞれの違いと能力を認めて連帯していく物語でもあるのかもしれない。


残念ながら魔女ではないハート夫人ことシャロンはここで亡くなってしまうが、知恵をしぼり合い、経験値を共有し合うクセ者の魔女たちに、傲慢だが無力なアガサが頼らざるをえないという状況こそがアガサの試練のようにも思える。


また、「全部ハロウィーンが悪い」と魔女たちの“生きづらさ”が言及されていたことも興味深い。 


それにしても、何者かによって“シジル”という封印の魔法がかけられているティーンは何者なのだろう。「父さんがよく使ってた」と低温調理器のスーヴィードをパッと思いつくなんて、ますます謎めいている。


父さんって、『ゴーストライダー』2作品に登場しディズニーのマーベル作品で初めて名前が出てきた悪魔メフィストだったりするのだろうか?


「アガサ・オール・アロング」は毎週木曜日ディズニープラスにて独占配信中。




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