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黒沢清監督「たいへん感激」釜山映画祭で「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」受賞

cinemacafe.net / 2024年10月3日 14時30分

『Cloud クラウド』が公開中の黒沢清監督が、第29回釜山国際映画祭で「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞した。


主演に菅田将暉を迎えた本作は、ネット社会の見えない悪意と隣り合わせの恐怖を描くサスペンス・スリラー。


この度、韓国・釜山で開催中の第29回釜山国際映画祭にて、監督・脚本を務めた黒沢清監督が、<アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞>を受賞、オープニングセレモニーに登壇した。


<アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞>は、同映画祭がその年のアジア映画産業に大きく貢献した人物を表彰するもので、これまで、鈴木清順監督、若松孝二監督、是枝裕和監督や音楽家の坂本龍一氏らが受賞している。


ポン・ジュノ監督

釜山国際映画祭のオープニングセレモニーでは、ポン・ジュノ監督や濱口竜介監督からの祝福メッセージがスクリーンに映し出された。黒沢監督は「僕の映画人生の半分は釜山映画祭に見守られていたと言える」と感謝の意を表し、観客からも大きな拍手が送られた。


本作は、釜山映画祭のメインプログラム「ガラ・プレゼンテーション部門」で正式上映される。第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品としても注目されている。


濱口竜介監督


<黒沢清監督コメント全文>
このような素晴らしい賞をいただき、驚いております。
予想もしませんでした。
僕が映画を撮り始めてもう40年になりますが、初めて釜山映画祭に参加したのはおよそ20年前なので、僕の映画人生の半分は釜山映画祭に見守られていたと言っていいでしょう。
その20年間のキャリアが評価され、このような名誉ある賞をいただけたのだと思います。
たいへん感激しております。
と、ここまでは過去の話でした。
みなさんが興味あるのはやはり現在ですよね。
僕は今年2本の映画を完成させましたが、その2本が両方ともこの釜山映画祭で上映されます。
僕にとってはこれが何よりも嬉しいことです。
釜山映画祭の観客は、世界で最もハイ・レベルな観客だと僕は思っておりますが、その方たちに、僕の最新作2本をお見せする為に、僕はまた釜山にやってきました。
20年前から僕の作品を見続けてくれている方も、今回初めてご覧になる方も、どうぞ楽しみにしていてください。
本日はありがとうございました。


<ポン・ジュノ監督 メッセージ全文>
黒沢監督の長年の、そして筋金入りのファンとして、アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞の受賞、心からお祝いを申し上げます。
『CURE』『回路』『トウキョウソナタ』『アカルイミライ』『クリーピー 偽りの隣人』『散歩する侵略者』・・・私が心の底から大好きな作品ばかりです。黒沢監督は我々に常に衝撃と刺激を与えてきました。1人のフィルム・メーカーとして、黒沢監督に今一度感謝をお伝えします。
釜山で素敵な時間を過ごされることを、心の底からお祈りしております。


<濱口竜介監督 メッセージ全文>
おめでとうございます。学生時代からたくさんのことを教わって、今自分が仕事ができているのも黒沢さんのおかげだと思っていて、全てを教わった様なそういう気持ちでおります。
これからも恐ろしく、そしてなぜが爽快な映画を作り続けていってほしいと思います。
その背中をずっと追いかけます。改めて、おめでとうございます。


『Cloud クラウド』はTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開中。



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