Netflixシリーズ「極悪女王」小ネタ&トリビア&まさかの実話が明らかに
cinemacafe.net / 2024年10月4日 11時35分
9月19日より配信開始され、2週連続で日本の「今日の TOP10(シリーズ)」1位を記録したNetflixシリーズ「極悪女王」。ダンプ松本を演じたゆりあんレトリィバァ、「クラッシュ・ギャルズ」長与千種を演じた唐田えりか、ライオネス飛鳥を演じた剛力彩芽らの熱演にも注目が集まる中、SNSでも話題のトリビアや小ネタが明らかになった。
■ダンプメイクは30分弱、ボディタトゥーには2時間所要
ダンプ松本のトレードマーク、額の「極」の字はゆりやん自身が書いていた。撮影が日を跨ぐ際には、シャワーに入るもボディタトゥーはそのままにしていたこともあったそう。そのまま布団に入り、転写されてしまったことも。
■クセ強!松永兄弟
松永高司(村上淳)は実際に地方興行で焼きそばを焼いていて名物だったそう。SNSでは「極悪女王」を見た後は「焼きそばを食べる」という声が続出。また、「たこ焼きラーメン」にチャレンジする人も。
このシーンで松永社長は、プロレスの道を諦めようとする香(ゆりあん)に「結局は好きなように生きたヤツが勝ちなんだよ。こうと思った道に自信を持って進めばいいよ」と背中を押す。
■全日女子プロレスの事務所は実際の場所に!?
美術は白石和彌監督とも過去様々な作品で付き合いの長い今村力。全女こと「全日女子プロレス」の目黒事務所の外観は、実際に全日本女子プロレスの事務所のあった場所に建てられたというエピソードも。
■当時を完全再現した衣装
衣装は当時の実際の衣装をイメージして制作されている。80年代当時は水着スタイルのコスチューム衣装が主流だった。
■リングがステージに!80’sの音楽にも注目
作品内での唐田&剛力によるクラッシュ・ギャルズ「炎の聖書」の完コピが話題になっているほか、ゆりやんがカバーし、クレーン・ユウ役のえびちゃん、ブル中野役の堀桃子がコーラスで参加しているオープニング曲「Dump the Heel」のカバーも話題。
10月2日よりダンプ松本の1985年発売アルバム「極悪」がサブスク解禁となり、「Dump the Heel」作詞作曲を担当したメンバーが所属するロックバンド「44MAGNUM」が再び注目を集めている。
9月25日に公開された唐田×剛力のクラッシュ・ギャルズ「炎の聖書」は現在78万回再生されている。
■ダンプ松本は24歳でマックス年収6,000万円
ファイトマネーに加えてバラエティ番組やドラマ、CM、雑誌、レコードほか、多忙を極めた24歳のとき、年収は6,000万円に達した。最高月収は580万円。ダンプが勝利した敗者髪切りデスマッチ(85年8月28日、大阪城ホール)。1試合のギャラは300万円だった。
■その他のトリビア
●ダンプ松本は、1977年4月、実は全日本女子プロレス興業のオーディションに一度不合格となり、79年1月に合格している。
●ダンプ松本は本当に全日本女子プロレス興業の営業部で働いたことがある。79年末、長い練習生の末、営業部に転属。宣伝カーのドライバーをしていた。
●実はダンプ松本と長与千種の髪切りデスマッチは2回行われている。作品でも描かれている85年8月大阪城ホールで行われた敗者髪切りデスマッチと、86年11月大阪城ホールで行われた敗者髪切りデスマッチの再戦。このとき、ダンプ松本は長与千種に大敗して、丸坊主になった。
●80年代は空前のプロレスブーム。84年5月、女子プロレスを題材にしたTBS系連続ドラマ「輝きたいの」が放映された。また85年1月には「クラッシュ・ギャルズ」が本人役でレギュラー出演したTBS系連続ドラマ「毎度おさわがせします」が放映開始。挿入歌は、クラッシュ2枚目のシングル「嵐の伝説」。
85年8月には同「夏・体験物語」に「極悪同盟」がレギュラー出演。日本人悪役女子プロレスラーの連ドラは史上初。さらに85年12月「毎度おさわがせします」の第2シーズンにも「極悪同盟」がレギュラー出演。
●かつて女子プロレスは地上波放送されていた。1968年に全日本女子プロレスの試合をフジテレビが日曜日に放送。その後、不定期に放送されるように。1977年、「ビューティ・ペア」による女子プロレスブームが到来し、ゴールデンタイムにレギュラー番組「女子プロレス・真赤な青春」がスタート。
このブームをきっかけに地方局も追随するも、「ビューティ・ペア」解散により1979年ゴールデンタイムから撤退。以降、日曜午後に月2回の中継を継続。80年代に「クラッシュ・ギャルズ」が再び女子プロブームに火をつけると、84年に「全日本女子プロレス中継」が5年ぶりにゴールデンタイムで復活。視聴率20%を超えることもあった。
小泉今日子も「Netflix『極悪女王』観てます!なんせ私は小学生の時にビューティーペアの試合を2回観に行き、レコードも全部持っていたんだからっ!」とSNSで語っている。
●当時全女の女子プロレスラーたちは年間300日ほど試合があり、バスの中で洗濯物を干していた。
●ダンプ松本がリング外で一般人から受けていた嫌がらせは数しれない。現金盗難、新車への傷つけ、タイヤに釘を刺される、など。「ダンプである」ことを理由にタクシーを乗車拒否されたことも。
●85年のダンプ松本vs長与千種の髪切りデスマッチ後には、500~600人がダンプ松本が乗車したバスを囲みダンプを罵ったという。
Netflixシリーズ「極悪女王」はNetflixにて世界独占配信中。
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