吉岡里帆の熱心な姿勢を絶賛「配信した番組まで…」『トランスフォーマー／ONE』トークイベントで秘話

cinemacafe.net / 2024年10月4日 18時0分

「トランスフォーマー」シリーズの最新作新次元のリアルCGムービー『トランスフォーマー／ONE』の大ヒット記念トークイベントが、10月3日にグランドシネマサンシャイン池袋で行われ、エアラクニッド役の柚木涼香、岩浪美和（吹き替え版音響監督）が登場した。

岩浪氏監修のもと、最新鋭のレーザープロジェクションシステムと、3D音響が一体になったBESTIAの環境を思う存分に感じることができるATMOS吹き替え版上映後に実施された今回のイベント。

この日は、まずは岩浪氏が「どうもこんばんは、中村悠一です！」、柚木が「吉岡里帆です！」と重ねる小ボケを盛り込んだ挨拶で会場が笑いに包まれるスタートを切った。

声優デビュー作が「ビーストウォーズ超生命体トランスフォーマー」のブラックウィドー役であり、本作でも蜘蛛型トランスフォーマー役を演じる柚木と、『トランスフォーマー』シリーズの吹き替えを数多く手掛けてきた岩浪氏は、「ビーストウォーズ」収録時からの気心の知れた仲。柚木は「ビーストウォーズから1997年、もう27年前ですよ！　蜘蛛を演じ続けて27年…」と感慨深そうな表情を見せた。

またエアラクニッドは、頭部にいくつもの目を持つキャラクターとなっているが、岩波氏は「この映画唯一の“ビーストウォーズ成分”だよね。でも、トランスフォーマーシリーズで一番気持ち悪いよね（笑）」とツッコみ、「いや、気持ち悪くないよ！　デザインが今までにないカッコよさでしたよ！　ちなみに私は今日、エアラクニッドをイメージした服できました」と全力否定し会場は大笑い。

エリータ-1役の吉岡里帆については、岩浪氏が「吉岡さん、本当に良い人でしたね…」と漏らしつつ、「原語版が低めの声のスカーレット・ヨハンソンじゃない。吉岡さんは声質が可愛いげのある方だから『私の声でいいのか』ってご自身でボイストレーナーの方に相談されてたり、熱心ですごかった！丁寧に丁寧に向き合っていた」と賞賛。

さらに「吉岡さん、『トランスフォーマー／ビースト覚醒』のときにYouTubeで千葉繁さんや山口勝平さんが出てもらって配信した番組までチェックしていたっていうんだよ。やべ、ロクでもないないこと言っちゃってなかったかな？って焦ったよ！」と明かした。

岩浪氏のアイディアのもと、トランスフォーマーの世界観を体現できる人気声優が勢揃いしている本作。「オプティマスプライム役の中村悠一さんはストーリー的には18歳のうだつの上がらない若者くらいのイメージだったから、これからのし上がっていくぞ！みたいな演技に仕上げようと思って。だから、原語版はクリス・ヘムズワースが声を当てていて、低めの声なんだけど日本語版は気持ち年齢を下げた感じにしようかとは中村さんとも話しましたね」と明かす。

続けて、「あとは、オプティマスたちに力を授けるアルファトライオンを演じた玄田哲章さん。このキャラクターの原語版はローレンス・フィッシュバーンが演じているんだけど、玄田さんもフィッシュバーンの吹替を『マトリックス』などでやっていたからその繋がりで起用しましたね。それに、若き者へ（力を）継承する役柄でもあるから、そういう意味でもピッタリだなと」とそれぞれについて語った。

ゲスト声優として凸凹警備ロボットを演じたお笑い芸人「錦鯉」について話題が及ぶと、岩浪氏は「錦鯉さんは本当に大変だった！（笑）長谷川雅紀さんの持ち前の明るさと勢いを吹替に落とし込むのが中々難しくて。その場で私がセリフをガーっと再調整したりしましたね」とその場でアレンジを施したという。

ノンストップで続いた2人のトーク。来週8日には、立川シネマシティにて同じく岩浪氏×柚木のトークイベントを開催予定。「ちょっと遠いですが、立川も是非お越しください！」と柚木が御礼を述べつつ、岩浪氏は「本日はお越しいただきありがとうございました！　立川ではもっとやべえ話するから！」と事前告知し、最後の最後まで場内を沸かせた。

『トランスフォーマー／ONE』は全国にて公開中。

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