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丸山隆平、韓国語で挨拶『金子差入店』釜山国際映画祭登場

cinemacafe.net / 2024年10月4日 18時15分

刑務所や拘置所への差入を代行する“差入屋”を営む家族の絆を描くヒューマンサスペンス映画『金子差入店』。韓国・釜山にて開催中の「第29回釜山国際映画祭」コンペティション部門<NEW CURRENTS(ニューカレンツ)>部門へ出品された本作が、10月3日にワールドプレミア上映され、主演の丸山隆平(SUPER EIGHT)と古川豪監督が登壇した。


この日、シックな黒のスーツに身を包み、上映前の舞台挨拶に登壇した丸山と古川監督。会場には、映画ファンや世界各地のメディア、そして日本のファンも多く詰めかけ、本作のプロデューサー・稲葉尚人も含めた3人が登場すると、大きな歓声が巻き起こった。


最初に古川監督が「監督の古川豪です。みなさん、楽しんでください!」と韓国語で挨拶。丸山も韓国語で「皆さん!こんにちは、私たちの映画をよろしくお願いします!! 」と興奮気味に挨拶し、会場は大きな歓声に包まれた。


上映後には盛大な拍手に迎えられ、観客からのQ&Aがスタート。製作のきっかけを聞かれた監督は「とある作品の撮影中に東京拘置所の前に差入れ代行のお店が目に留まったことがきっかけでした。元々、滝田洋二郎監督の『おくりびと』を観て、特殊な職業を題材に扱いたいと思っていたので、この差入れ代行という仕事にとても惹かれました」と明かす。


また丸山は「演じることになったのは、古川監督との出会いが1つのきっかけでした。そしてこの作品のお話を頂き、脚本を読んだときに“差入屋”という職業を初めて知り衝撃を受けました。身近な人間ドラマであり、人と人との繋がりの豊かさを色とりどりに描いていて、その歯車の1つになって役に立てるということが、楽しかったです。役者として今の自分にできる全ての演技・エネルギーを古川監督が引きだしてくれました」とコメントした。


拘置所には匿名で差入れができることから、“匿名で何か伝えるとしたら誰に何を伝えますか?”と問われた丸山は、「今の自分を作ってくれた今までのすべての方々に感謝ですかね。そして、自分の役者としての演技を引き出してくれた監督に感謝ですね」と答えた。


質問の挙手が続き、時間となり惜しまれる中、ワールドプレミアは終了。コンペティション部門の結果は、10月12日(土)に発表予定だ。


『金子差入店』は2025年全国にて公開予定。



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