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「俺たち、ヴェノム」が尊い理由…最終章『ヴェノム:ザ・ラストダンス』までの歩みをふり返り

cinemacafe.net / 2024年10月7日 18時0分

マーベルコミックではスパイダーマン最大の宿敵となるダークヒーロー。強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙、長く伸びる真っ赤な舌で人を喰らう<最も残虐な悪>であるヴェノム。


全世界大ヒットシリーズ待望の第3弾で最終章となる『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の初めての予告編が解禁されると、ヴェノムから発せられた「エディ、サヨナラだ」の言葉によって世界中に激震が走り、いまなおファンの心をかき乱し続けている。


2人の決め言葉である「俺たちはヴェノムだ」がなぜファンの心を熱くし、2人の別れがファンを動揺させるのか。シリーズ2作から人間のエディと地球外生命体シンビオートのヴェノムが歩んだ歴史をふり返りながら、尊さに満ちた2人の関係性を最終章の公開に向けておさらいする。


エディとヴェノム、運命の出会い――『ヴェノム』(2018)


ジャーナリストとして<ライフ財団>が人体実験を行って死者を出しているという黒い噂を追っていたエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、無謀な取材が原因で会社をクビになり、恋人のアン(ミシェル・ウィリアムズ)にも振られ自暴自棄に陥っていた。


そんな最中に接触してきた研究者から“真実を報道してほしい”と懇願され、ライフ財団への侵入を決意するエディ。その先でエディは、ライフ財団が宇宙から持ち帰った地球外生命体<シンビオート>と運命の出会いを果たす。人体実験のために閉じ込められた女性を助けようとしたエディにシンビオートが乗り移ると、次第にエディの内側から呼ぶ声が…。


事態を飲み込めないでいたエディだが、内なる声は明確に意思を持ち始める。そんななか、消えたシンビオートを探す追っ手に銃を向けられ、エディが両手を上げようとすると「かっこわるい」とエディを内側から操って手を降ろさせようとしたり、エディから「寄生虫」呼ばわりされると撤回させようとしたり、ずけずけと物言う内なる声。


追っ手の脅威は激しさを増すも、迫る危機にエディの内側からシンビオートの能力を駆使して難なく突破。エディが瀕死の重傷を負っても、シンビオートがエディを内側から元の状態へ治癒するという人知を超えた事態にエディは混乱するばかりだった。




そんなエディの内から顔を出したシンビオートはついに「俺はヴェノム、お前は俺のもの」と名乗りを上げる。ルール無用で傍若無人にふるまうヴェノムに振り回されっぱなしのエディだったが、エディやアンを通して人間の世界に触れたヴェノムは、エディとの共存を気に入りはじめ、果てにはエディと地球の危機を身を挺して救おうとするまでに。


この共闘を通して、『ヴェノム』を語るうえで避けて通ることができないエディとヴェノム<俺たち>の関係性は確かなものとなり、「食べていいのは悪い人間だけ」という約束のもと、エディとヴェノムの一心同体の共生関係が始まった。



2人で過ごす時間が<俺たち>の絆を一層深める『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)


ヴェノムと共生しながらジャーナリストの仕事に精を出すエディ。仕事のことでエディが嫌味を言われると、ヴェノムは思わず相手の頭を食べそうになるほど(!?)、日々の暮らしのなかで2人の信頼関係は深まりを見せていた


そんなある日、死刑執行が確定しているシリアルキラーのクレタス(ウディ・ハレルソン)から名指しで面会を求められ、自身の言葉を記事にしてほしいと依頼を受けたエディは、クレタスが収監されている刑務所を訪れる。未解決事件への結びつきを匂わすだけのクレタスだったが、ヴェノムはシンビオートの驚異的な能力を発揮し、エディは事件解決へとつながる特大スクープを得て、エディとヴェノムは最強最高のバディとして活躍を見せるのだった。


ジャーナリストとして名誉挽回したエディではあったが、アンとの恋は挽回ならず、失恋で心に深く傷を負い消沈するエディに温かい言葉をかけて励まし、翌朝には陽気に歌いながらエディのために朝ごはんを用意して、甲斐甲斐しくサポートする気遣いまで見せるヴェノム


そんな、人間と地球外生命体という種族の違いを超えた強い信頼関係を感じさせるエディとヴェノムは、エディを想うがゆえのヴェノムの行動がすれ違いを生み、ヴェノムがエディの体を出ていくという夫婦さながらの喧嘩に発展


その後、仲直りを果たした後は2人の距離感はさらに縮まり、<俺たち>の絆で狂気に満ちた最悪最凶ヴィランのカーネイジに立ち向かい、死闘の果てに大殺戮の恐怖から再び世界を救った。


1つの体に2つの人格が同居し、奇妙な共同生活を送りながらも確かな絆を築き上げてきたエディとヴェノム。だが、最終章となる本作では、“<俺たち2人>でいることで世界は滅びる”と、衝撃の未来が示唆されている。運命の出会いから、2人過ごす何気ない日々を経て、強固に結びつく<俺たち>を分かつものは一体何なのか。


本作では、ヴェノムの<隠された秘密>が初めて明かされることが判明している。



『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は10月25日(金)・26日(土)・27日(日)Filmed for IMAX®、Dolby Cinema®にて先行上映(字幕版)、11月1日(金)より全国にて公開。
Filmed for IMAX®/Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/ScreenX with Dolby Atmos®(全て字幕版のみ)
2D/MX4D®/4DX/ULTRA 4DX/ScreenX(字幕版/日本語吹替版)


『ヴェノム』、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』はデジタル配信中。




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