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『ジョーカー2』冒頭から観客を翻弄…ショートアニメ画像解禁

cinemacafe.net / 2024年10月18日 12時0分

ジョーカーになった男のその後を描く完結編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)より、本作の冒頭から観客を翻弄するアニメーション『Me and My Shadow(俺と俺の影)』のタイトル写真が世界初解禁。併せて、ホアキン・フェニックスやレディー・ガガらがトッド・フィリップス監督とディスカッションを重ねるメイキング写真も解禁された。


本作で、サスペンス、ラブストーリー、コメディ、歌唱、アニメーションなど様々な演出で、観客を翻弄するトッド・フィリップス監督。その多様な演出は観る人によって様々な解釈ができる作品として考察合戦が日に日に加熱している。


この物語を紐解くキーの1つとなるのが、本作の幕開けを告げる冒頭のショートアニメーション映画だ。往年のワーナー・ブラザースのアニメシリーズ「ルーニー・テューンズ」風に描かれるショートアニメーション映画では、“悪のカリスマ”として祭り上げられたアーサーが、彼の中にいるもう1人の人格“ジョーカー”に乗っ取られてしまう様子がコミカルに描かれている。


カラフルな色彩とデフォルメされたキャラクターデザインは、本作が前作と全く異なるテイストのエンタメ作品であることを冒頭から観客に知らしめると同時に、〈ジョーカーを生んだ社会の熱狂がジョーカー自身をも飲み込んでいく〉という本編の内容を示唆。


その『Me and My Shadow(俺と俺の影)』タイトル写真では、アイコニックな赤いスーツに包み、ピエロメイクを施したアーサーの足から伸びる影は、銃を手に不敵な笑みを浮かべるジョーカーの姿になっている。


このショートアニメーション映画を手掛けたのは、長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』(2002)でアカデミー賞長編アニメ賞(現:長編アニメ映画賞)にノミネートされたほか、『イリュージョニスト』(2010)や『ぼくを探しに』(2013)などの話題作を監督しているフランスの人気アニメーション作家シルヴァン・ショメ


元々シルヴァン・ショメのファンでもあったトッド・フィリップス監督が友人を通じて制作依頼。「何か月もかけて、アーサーのキャラクターデザインをはじめ、セット内のあらゆるもののデザインを送ってもらったんです。私はアニメーションをやったことがなかったし、アニメーターと仕事をしたこともありませんでした。彼はすべて手作業で行っており、だからこそ素晴らしいルックと昔ながらの雰囲気が創られます。シルヴァンはとても気持ちのいい人だったし、彼のチームも素晴らしかった。本当にスムーズでした。最高でした。とても気に入りました」とふり返っている。


また、冒頭シーンのみならず作中で度々テレビモニターにアニメーションが映し出されることにも注目。いま起きていることはジョーカーの妄想なのか、それとも現実なのか、その境界線を区別するヒントとなり得る重要なキーの1つ。


こうしたアニメーション含めた様々な演出は、映画の捉え方そのものが180度変わりかねないポイントとなっている。


『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は全国にて公開中。日本語吹替版・字幕版同時上映<Dolby Cinema(R)/ScreenX/4D/ULTRA 4DX/IMAX(R)>。


(c) & TM DC (c) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a
registered trademark of Dolby Laboratories



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