ノエミ・メルラン主演、新生『エマニュエル』内なる欲望を解放させる予告編

『燃ゆる女の肖像』『TAR／ター』のノエミ・メルラン主演で、全世界を熱狂で包んだを新たに描く『エマニュエル』が2025年1月10日（金）に公開。この度、日本版ポスター＆予告映像が解禁となった。

原作は、エマニエル・アルサンによる官能文学「エマニエル夫人」。1974年にはジュスト・ジャカン監督×シルヴィア・クリステル主演で映画化され、日本でも大ヒットを記録した。

舞台を現代に変えて、観る者にめくるめく興奮と陶酔、さらには幸福感までも与えるエロティシズムを、大胆かつ刺激的に描き切った監督は、フランス映画界で最も重要な存在の1人となったオードレイ・ディヴァン。

前作『あのこと』がヴェネチア国際映画祭金獅子賞、ルミエール賞作品賞を受賞し、英国アカデミー賞、セザール賞の監督賞にノミネート。本作では全く新しい官能映画を完成させた。

この度解禁となる日本版ポスターと予告編では、ノエミ・メルラン扮する“新生”エマニュエルの姿がお披露目される。

ポスターでは、彼女が裸体でベッドに横になる様子が切り取られ、エロティックに魅了しながらもどこか儚さも感じさせる上品さ漂うビジュアル。かの有名な、籐椅子に腰かけ挑発的な視線を送る、かつてのエマニエル夫人とはまた異なる魅力が印象的なものとなっている。

予告映像では、彼女が仕事で滞在しながら査察をすることになった香港の高級ホテルで、謎の男ケイ・シノハラ（ウィル・シャープ）と出会い興味を惹かれ、さらにはホテルに集う妖しげな人々と交流を重ねることで、自身の内なる欲望を解放させていく様子がサスペンスフルに描かれている。

飛行機内で男性を誘い、現地で出会う女性から性の手ほどきを受けるカットは、かつての『エマニエル夫人』を彷彿とさせるが、今作では舞台をバンコクから香港のラグジュアリーなホテルに移し、夫人だったエマニュエルは仕事を持つ自立した1人の女性となり、心揺らしながらも自身の＜快感＞を追い求め行動する様子が描かれる。

エマニュエルとして主演を務めるのは、『燃ゆる女の肖像』『TAR／ター』など多くの話題作で忘れ難い輝きを放ったノエミ・メルラン。

ノエミ・メルラン　サン・セバスティアン国際映画祭

共演は『インポッシブル』でアカデミー賞にノミネートされたナオミ・ワッツや、配信ドラマ「Giri／Haji」への出演や『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』の監督で注目されたウィル・シャープ。

サン・セバスティアン国際映画祭にて

『ハリー・ポッターと死の秘宝　PART1』「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のジェイミー・キャンベル・バウアー、『インファナル・アフェア　無間序曲』の香港の国民的俳優アンソニー・ウォンら国際色豊かなキャストたち。

本作は第72回サン・セバスティアン国際映画祭でオープニング作品としてワールド・プレミアが行われ話題を呼んだ。

さらに、日本では11月1日（金）夜に第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門でのアジアン・プレミアが決定、上映後には監督のオードレイ・ディヴァンが来日してのトークも行われる予定だ。

『エマニュエル』は2025年1月10日（金）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。