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北村匠海初監督『世界征服やめた』 ワールドプレミア上映イベント 萩原利久&藤堂日向と登壇

cinemacafe.net / 2024年10月28日 18時30分

アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024 秋の国際短編映画祭」にて、北村匠海が初監督を務めた短編映画『世界征服やめた』が世界初公開された。


上映イベントには、出演者の萩原利久、藤堂日向、そして北村匠海監督が登壇し、舞台挨拶を行った。


本作製作の背景には、ポエトリーラッパー・不可思議/wonderboyの楽曲「世界征服やめた」に影響を受けたことが大きいという。脚本執筆に関して、北村は「高校の時に出会って、漠然と不可思議/wonderboyさんから頂いたものを形にしなければと勝手に責任感を背負っていて、逃げてはダメだと思いながら向き合いました。僕自身、これまで映画と音楽に救われる瞬間が沢山あったので、それが今回複合的に作品になったと思います。音楽映画ではないけれど、不可思議/wonderboyさんから頂いた感情を具現化しました。自分で決めたテーマだからこそ楽しく、かつ難産でもありました」などとふり返った。


2021年ごろから、脚本執筆について話を聞いていたという萩原と藤堂は、俳優としてもプライベートでも北村とは親交が深い。萩原は「役者として出会って友達になって、これまで色々な匠海を見てきたつもりだけれど、脚本を読んだ時に全然知らない匠海を突きつけられた気がした。これは僕に対しての当て書きだとも思ったし、体の内側まで匠海に見られているような気がした。それくらいの衝撃がありました」と語る。


藤堂も「日向で書きたいものがある、と言われてその時は冗談だと思った。だから正式にオファーがあった時はビックリ。でも脚本を読んだ時に北村匠海らしさが出ていると思った。不可思議/wonderboyさんの楽曲『世界征服やめた』の歌詞とリンクするセリフもあって匠海君と音楽が混然一体となっている感じが印象としてあった」と述べた。


2人のキャスティングについて、北村は「本も書いていない段階で、日向が持っている役者をしたいという渇望を撮りたいと思っていました。脚本を書く中でキャラクターの中に自分がどんどん出てきて、自分と同じ感覚や役者的な感覚の近い人は誰かと考えた時に利久しかいないと思った。正式にオファーしていない段階で、途中から二人に当て書きをしていました」と配役理由を紹介した。


また今回の監督業について、「二人と普段とは違う立ち位置での関わり方が出来たのが嬉しかった。今回は監督として頑張ろうではなく、役者兼監督として二人に寄り添うにはどうしたらいいのかを考えた」と回想し「撮影であまりにもカメラを長く回すものだから、30分想定の脚本が51分の作品になった。二人の空気感が良過ぎて編集で切れなかった。好き放題やりました!」と手応えを得ていた。


萩原から「10年後 20年後に匠海がどうなっているのか気になる。脚本を読んだら『あれ?これ書いているの匠海じゃん!』みたいに、役者の匠海だけではない、新たな肩書の匠海に出会ってみたい」と期待されると、北村は次回作の構想を練っている最中だと明かす。


一方で、「やりたいことはいくらでもあって、屋台で焼きそばを作る事にも憧れがある」と笑わせながら、「助監督になって、エキストラの皆さんに芝居を付けたりしたい。自分企画の番組を作って、二人に日本一周の自転車旅をさせたい。なんでも浮かぶ。でもそこに必要なのは友であり、手伝ってくれる方々との出会い。今回の映画も『スクロール』で出会ったスタッフさんたちがいなければ、ここまでのいい現場で作ることは出来なかったので、そこはこれからも大事にしていきたい」とクリエイター熱をさらに燃え上がらせていた。


『世界征服やめた』は2025年2月よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。



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