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「これこそがトムと私が求めていたもの」『ヴェノム:ザ・ラストダンス』監督がトム・ハーディとの共同脚本をふり返る

cinemacafe.net / 2024年11月4日 11時0分

シリーズ最終章『ヴェノム:ザ・ラストダンス』で監督を務めたのは、これまでシリーズの脚本を手掛けてきたケリー・マーセル監督。トム・ハーディとともに“美しいエンディング”を実現させた制作過程について語っている。


「ヴェノム」は、エディ・ブロックに寄生した地球外生命体シンビオートが生み出すダークヒーローで、マーベルコミックの中でも特に人気の高いキャラクター。シリーズ最終章となる本作は全米初登場No.1を記録、日本でも大きな注目を集めている。


エディ役のトム・ハーディと1週間ロンドンのホテルに缶詰めになり、共同作業で脚本を練り上げたと語るケリー・マーセル監督は、本作でエディとヴェノムが迎えるクライマックスを“美しいエンディング”と表現し、「これこそがトムと私が求めていたもの」と断言。


脚本としてシリーズ1作目から最終章までストーリーの全体を見渡し、作品の世界観を保ってきたケリー・マーセル監督と、エディを演じ続けたトム・ハーディだからこそ可能になった、“<俺たち>の物語”に大きな自信をのぞかせた。


ヴェノムとの出会いを「私とトム(・ハーディ)にとって、この8年で最高の出来事」とふり返るケリー・マーセル監督は、「(当時)ファンの話を聞いたり、できるだけ多くの意見を取り入れたりしましたが、自分たちの気持ちも大切にして、“こうあるべき”と感じたものに決めました」と、すでに多くのファンを抱える人気キャラクターの実写映画化で脚本を手掛けるにあたり、1作目の時点で自身の信じる“ヴェノム”を追求することを心に決めていたことを告白。


そのためにもヴェノムについてたくさんのことを知らないといけないと考えていたケリー・マーセル監督は、「(脚本を担当するにあたり)1作目の撮影期間中はずっと現場にいて、これがどういう映画なのかを理解することに努めました。2作目を撮影する時も、やはり毎日現場に通いましたね」と、作品の雰囲気やヴェノムとエディの性格をつかむために作品に向き合い続けてきた日々を回顧。


そして、ついに監督となり迎えた三部作の最終章を飾る本作では、「トムと私は、本作が過去最大、過去最強のヴェノムにすべきという点で一致していて、幸運なことにスタジオも私たちを信頼し、私たちが見て感じたものを作らせてくれました」と、長年真摯に向き合ってきた彼らの心が導かれるとおりに、エディとヴェノムの関係を新たなレベルへ昇華させる物語を実現させたことを明かした。


最終章となる本作で、一心同体となり最強最高のバディとして世界を救ってきたエディとヴェノムは果たしてどのような最後を迎えるのか…。トム・ハーディやケリー・マーセル監督をはじめ、ヴェノムを深く愛する者たちによって描かれる2人の<ラストダンス>をぜひ劇場で見届けてほしい。


『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は全国にて公開中。



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