1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

吉田大八×長塚京三『敵』日本映画19年ぶりのグランプリほか3冠 東京国際映画祭閉幕

cinemacafe.net / 2024年11月7日 12時50分

アジア最大級の映画の祭典である第37回東京国際映画祭が11月6日に閉幕を迎え、東京グランプリ/東京都知事賞に吉田大八監督、長塚京三主演の『敵』が選出され、監督賞および主演男優賞を受賞する3冠となった。


TOHOシネマズ 日比谷スクリーン12にて行われたクロージングセレモニーでは、各部門における審査委員からの受賞作品の発表・授与。


主演男優賞(長塚京三)と最優秀監督賞(吉田大八)、【東京グランプリ/東京都知事賞】に吉田大八監督の『敵』が選出され3冠を達成し、審査委員長トニー・レオンよりトロフィーを授与。


吉田大八監督、長塚京三

日本映画がグランプリに輝くのは第18回の根岸吉太郎監督作『雪に願うこと』以来19年ぶりの快挙となった(当時の名称は東京サクラグランプリ)。


また、長塚は東京国際映画祭主演男優賞の最高齢(79歳)。トニー・レオンから「スクリーンに登場したその瞬間から、その深みと迫真性で私たちを魅了しました」との講評を受けた。


『敵』©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA

主演女優賞は『トラフィック』のアナマリア・ヴァルトロメイ、審査員特別賞は『アディオス・アミーゴ』、最優秀芸術貢献賞は『わが友アンドレ』


『トラフィック』

そして観客賞は脳性麻痺を患う青年と祖母との関わりを描いた『小さな私』がそれぞれ受賞した。


『小さな私』

「今回、審査委員長という立場に大変緊張しました」というトニー・レオンは総評として、「審査委員全員一致でこの素晴らしい作品を見つけることができました。近い将来、またこの東京国際映画祭に来ることが出来る日を楽しみにしています」と語った。


第37回東京国際映画祭クロージングセレモニー ©2024 TIFF

第37回東京国際映画祭主な受賞作品


コンペティション部門


東京グランプリ/東京都知事賞 『敵』(日本)
審査員特別賞 『アディオス・アミーゴ』(コロンビア)


『アディオス・アミーゴ』

最優秀監督賞 吉田大八監督(『敵』、日本)
最優秀女優賞 アナマリア・ヴァルトロメイ(『トラフィック』、ルーマニア/ベルギー/オランダ)



キアラ・マストロヤンニが最優秀女優賞受賞を授与(テオドラ・アナ・ミハイ監督が代理で受賞)


最優秀男優賞 長塚京三(『敵』、日本)


最優秀芸術貢献賞 『わが友アンドレ』(中国)


『わが友アンドレ』©Huace Pictures & Nineteen Pictures

観客賞 『小さな私』(中国)


『小さな私』ヤン・リーナー監督 ©2024 TIFF

アジアの未来 作品賞 『昼のアポロン 夜のアテネ』(トルコ)


『昼のアポロン 夜のアテネ』

東京国際映画祭 エシカル・フィルム賞 『ダホメ』(ベナン/セネガル/フランス)
黒澤明賞 三宅唱、フー・ティエンユー
特別功労賞 タル・ベーラ


『トラフィック』© MINDSET PRODUCTIONS - LUNANIME - LES FILMS DU FLEUVE - BASTIDE FILMS - FILMGATE FILMS - FILM I VÄST - AVANPOST MEDIA - MOBRA FILMS


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください