「無事でいてくれ」「辛すぎる」斎藤工“進平”の姿に心配の声…「海に眠るダイヤモンド」第7話
cinemacafe.net / 2024年12月9日 10時55分
神木隆之介が主演を務める「海に眠るダイヤモンド」第7話が12月8日に放送され、坑内火災に立ち向かう進平の姿に「無事でいてくれ」「辛すぎる」といった声が上がっている。
本作は、映画『ラストマイル』や「アンナチュラル」「MIU404」など数々のヒット作を生んだ脚本・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子が強力チームが再集結。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。
戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいくと同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントとなっている。
主演を務める神木は、1955年の長崎県・端島を生きる主人公・鉄平と現代の東京に生きるもう一人の主人公でありホストの玲央の一人二役で出演。さらに炭鉱員として働く鉄平の兄・進平を斎藤工、鉄平の幼馴染で銀座食堂の看板娘・朝子を杉咲花、どこからか逃げるように端島へやってきた謎の女性・リナを池田エライザ、鷹羽鉱業の幹部職員の息子・賢将を清水尋也、鷹羽鉱業の職員の娘・百合子を土屋太鳳が演じる。また、國村隼、中嶋朋子、宮本信子、沢村一樹、さだまさし、映美くらら、山本未來ら豪華キャストが共演する。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
現代、いづみ(宮本)から鉄平(神木)は今もどこにいるのか分からないままだと告げられ衝撃を受ける玲央(神木)は、わからないままで良いのかといづみに問う。いづみは、もしあのときわからなかったことがわかるなら、家も会社も全部投げうっても良いと言い放つが、すぐに「冗談よ、叶わない望み」と言い端島での出来事を玲央に話し始める。
1964年。荒木家では、進平(斎藤)とリナ(池田)の息子・誠が一歳を迎え、一平(國村)やハル(中嶋)の喜びもひとしおの様子。さらに賢将(清水)と百合子(土屋)も結婚1周年を迎えるなど、周囲に幸せムードが漂う中、鉄平と朝子(杉咲)もまた、秘密の交際を始めていた。そんなある日の深夜、端島にサイレンが鳴り響いた。自然発火した坑内火災はすぐに鎮火したものの、一平が坑内に違和感を覚え見に行こうとしたところでガス爆発による火災が発生。端島の運命を揺るがす一日が始まった…というのが第7話のストーリー。
誠の一歳のお祝いでの笑顔溢れるシーンや鉄平がこっそり朝子に花を渡す幸せな光景が映し出されたのも束の間、一平が爆発に巻き込まれる展開に「怖くて泣いてる」「幸せな時間短すぎ」といった声が上がり、負傷したものの元気な姿が映し出されると安堵する投稿で溢れた。
一方、炭鉱では進平ら鉱員が必死に消火作業にあたるが、水量を目一杯使っても火が消えることはなく、直接消火ではなく、密閉消火をすることに。死者が450人を超えた福岡の三池炭鉱の事故のようにならないかと不安そうにする朝子に、鉄平は「大丈夫」となだめた。万が一火を消すことができなかったとしたら、その時は端島が終わる。端島のほとんどの人がそんな不安を抱えながらも、なんとしても火を消さなければならないと、鉱員らが必死に密閉作業をおこない、坑内に入れない朝子や百合子らは鉱員のためにおにぎりや冷たい味噌汁を差し入れていた。鉄平と朝子の姿にSNSでは「可愛くて愛おしいのに不穏」と心配する声や、坑内の終わることのない緊迫感に「想像もつかない」「命がいくつあっても足りない」という声が上がった。
炭鉱では密閉作業が開始されたが、安全性を確保するため、一般鉱員は入坑禁止となり職員と有資格者のみが坑内に入ることを許された。それぞれが出来ることをして密閉消火は順調に進んでいたが、あと2時間で作業が終わるというところで、ガスが圧縮されてブローが発生。作業をおこなっていた鉱員が一酸化炭素中毒となり、幻覚が見える事態に。苦しいシーンが続き、「辛すぎる」「無事でいてくれ」と鉄平や進平を心配する声が相次いだ。
島も命も誰1人失いたくないと考える炭鉱長の辰雄は、これ以上は不測の事態を招きかねないことから消火は不可能と判断し、650mより下を沈める判断を下す。この判断は、採炭ができなくなること、つまり端島の終わりを意味していた。辰雄は島全体と坑内に放送を流し「この島で働く全ての人に敬意を表します。ありがとう。皆さんが生きている限り、この島の灯は消えません」と伝えた。止む無くポンプを止めるのを手伝うこととなった鉄平が作業を終えて地上に戻ったが、そこに進平の姿はなく賢将からもまだ上に上がってきていないと聞かされる。唯一裏返っていない進平の448の札を持ち、鉄平は坑内を見つめる…。一方、進平は鉱員を全員退避させ、ふと後ろを見てえいこの名前を呼ぶ。しかし、すぐに幻覚だと気付き、頬を叩いて妻・リナと息子・誠のことを思い出す。「端島は終わったって、ここで3人で幸せに…」と前に進もうとしていた進平だったが、横たわる姿が映し出されて第7話が幕を閉じる。怒涛の展開からのラストに「嘘でしょ」「ここで終わり?」「生きててくれよ」といった声で溢れている。
【第8話あらすじ】
1964年。爆発事故を食い止められず廃鉱し4ヶ月が経った端島では、鉱員たちの多くが島を去り、残った者たちも希望を失いかけていた。荒木家でも、長年の無理がたたり、一平(國村隼)が病床に伏してしまう。島全体を重たい空気が包む中、それでも鉄平(神木隆之介)は、未開発の石炭の層がある新区域を開発し、なんとか端島を復活させようと励むのだった。そんな中、鉄平と朝子(杉咲花)は、人目をはばかりながらも長崎へ久々のデートに出かける。良好な関係を築く二人だったが、鉄平の良からぬ噂も流れていて…。
一方、現代のとある病院。いづみ(宮本信子)は和馬(尾美としのり)の勧めで認知症のテストを受けていた。いづみの秘書・澤田(酒向芳)は、和馬が良からぬことを企んでいるのではと目を光らせる。そんな中、鉄平の消息を辿るべく、端島の記録フィルムや資料をオークションで漁っていた玲央(神木)のもとに、働いていたホストクラブのホストが乗り込んでくる…!
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」は、毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。
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