ティルダ・スウィントン「ジュリアン以外の選択肢はなかった」『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』秘話明かす
cinemacafe.net / 2024年12月18日 16時0分
『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などで知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の初の長編英語作品で、第81回ヴェネチア国際映画祭で最高賞・金獅子賞を受賞した最新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』。主演のティルダ・スウィントンが、監督との再タッグや初共演のジュリアン・ムーアとの絆について語った。
ペドロ・アルモドバル監督の最新作は、病に侵され安楽死を望む女性と彼女に寄り添う親友の最期の数日間を描く物語。
本作で主人公のマーサ役を演じ、第82回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞ノミネートを果たしたのがティルダ・スウィントン。
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11月末には、「シャネル(CHANEL)ジャパン」が日本映画界を索引する是枝裕和監督とともにローンチした「CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS」で約13年ぶりの来日を果たし、日本のフィルムメーカーをエンパワーメントしたことでも話題となった。
本作のオファーは2020年制作のショートフィルム『ヒューマン・ボイス』で初めてタッグを組んだペドロ・アルモドバル監督直々の指名だったという。
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「一体誰が『ペドロと一緒に映画を作りたくない』なんて思うのでしょう。私はこれまで、彼が制作するすべての作品すべてに出演したいと思うくらい彼を崇拝し続けてきたので、オファーを断るようなことはまずありえません」と話すティルダ・スウィントン。
「前作『ヒューマン・ボイス』でご一緒してから彼の人間性や仕事のプロセスにも魅了されました。彼から脚本が届いてそれを読んだ日の私は、とてもとても幸せな一日を過ごしましたよ」と監督からのオファーが相当嬉しかったようだ。
また、本作が初共演となった親友イングリット役の同い年のジュリアン・ムーアについては、「ペドロの脚本はジュリアンと私の絆を作ってくれました」という。
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「ジュリアンと私にとって奇跡だったのは、私たちがこれまでお互いのこと知らなかったことです。私たちはこの映画で出会ったばかりですが、マーサとイングリッドの信頼関係を容易く想像させる脚本が私たちを救ってくれました」と本作で深い仲を築けたと明かす。
さらに「イングリッド役はジュリアンただ一人しかいませんでした。ペドロから脚本が届き『誰がイングリッドにあうと思う?』と聞かれたとき、私にはジュリアン以外の選択肢はありませんでした。私が病院のベッドにいる時、横にいてほしいと思う顔はただ一つ。それはジュリアン・ムーアです。実力派の俳優だから、という理由ではなく、彼女にはイングリッドを象徴する何かがあると思ったのです」と、他の俳優は頭に浮かばなかったと断言している。
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そんなティルダ・スウィントンには本作のプロモーション時に突然の「引退説」がうわさされ世界中に激震が走ったが、これは誤解があったよう。真相は「毎回撮影に入るたびに『この作品が最後』という意気込みで演じている」という言葉が誤って伝わってしまったとのこと。
本作で、信頼する監督と共演者に囲まれ、これまで以上に光る演技をみせているティルダ・スウィントン。ゴールデン・グローブ賞初受賞も期待されている(これまで3度のノミネート)、その名演を見逃すわけにはいかない。
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『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は2025年1月31日(金)より全国にて公開。
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