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『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』監督が明かす、“自然の脅威” 感じるロケ地のこだわり

cinemacafe.net / 2024年12月21日 17時0分

杉田雷麟主演『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太監督が、本作のキーとなる“山”へのこだわりについて明かしている。


本作は、弟の失踪にまつわるビデオテープを巡る恐怖を描いた正統派Jホラー。総合プロデューサーには清水崇が名を連ねており、ホラーファン期待の作品となっている。


本作の山のシーンでは、入り組んだ木々たちが不規則に生えていることで、観客に迷い込んだら抜け出せない感覚を与え、恐怖を倍増させている。


そんな重要なシーンの一つである山について、監督は「目をつけていた山は特にありませんでした。いろいろな山を巡りました」と明かし、「“山”といっても、木の生え方から密度、あらゆるものが場所によって全く違うんだということがよく分かった」と、いくつも山巡りをする中での発見から、どのような山で撮影したいのかがクリアになってきたという。


杉の木がまっすぐ大量に生えているところは絵的に綺麗だが、人工的で本作とはマッチしない。「今回の物語は、人間が及ばないような、自然の中に潜んでいるすごく怖いものについての話だから、人工的な感じはしない方がいい。なるべくナチュラルに見え、人間が手つかずに見える、“自然の脅威”みたいなものを感じられる空間を探しました」と語る。


そんな監督の感覚を研ぎ澄ませて選んだ山が、摩白山として登場する静岡県駿東郡小山町にある山だ。


撮影時期は、「冬枯れの寒々しい景色を狙いたい」という監督の希望により、12月に撮影を開始。山中の撮影では、念のため熊除けとして撮影前に必ず爆竹を鳴らし、スタッフは劇中と同じく熊除けの鈴を携行して行った。


冬の撮影であったため、空気は冷たく、夜は撮影隊の灯す明かりだけが頼りの暗闇。“自然の脅威”を感じる山を選んだだけに、無音の大自然の中で響く、人工的な熊鈴が不穏さを倍増させた。主人公の敬太がボランティア活動中に身に着けている熊鈴もその役割を果たし、恐怖心を煽る効果をもたらしている。


さらに、山の中の“見つからない廃墟”での撮影でも、近藤監督ならではの恐怖描写の撮影が行われたそうで、細部までのこだわりとたくさんの工夫が随所に散りばめられているという。


『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は2025年1月24日(金)より全国にて公開。


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