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アリシア・ヴィキャンデル×ジュード・ロウ、ヘンリー8世最後の妻を描く『ファイアーブランド』

cinemacafe.net / 2024年12月26日 10時0分

第76回(2023年)カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたアリシア・ヴィキャンデルとジュード・ロウ共演の最新作『FIREBRAND』(原題)が邦題『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』として、2025年2月14日(金)より公開決定。予告編、ビジュアル、場面写真が一挙に解禁となった。


昨年のカンヌ国際映画祭プレミア上映後には、ミシェル・ヨー、マリオン・コティヤールを含む観客から8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こった本作。


英国史上最もスキャンダラスで悪名高い暴君ヘンリー8世と、その6番目にして最後の妻キャサリン・パーが生き残りを賭けて戦う、静かな恐怖に息を呑む宮廷サバイバル・スリラーとなっている。


英国最恐暴君を演じるジュード・ロウ、こだわったのは想像を絶する「悪臭」


監督は『見えざる人生』(2019年、第16回ラテンビート映画祭)で第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞のカリン・アイヌーズ。


監督作のほとんどが世界三大映画祭で受賞・ノミネートを果たすなど世界が認める監督であり、本作はブラジル人のカリン・アイヌーズ監督にとって初の英語作品となる。エル・ファニング出演『ポケットの中の握り拳』のリメイク映画『Rosebush Pruning』(原題)の公開も控えている。


在位38年間で離婚と処刑を繰り返した暴虐な絶対君主ヘンリー8世を演じるのは、先日の東京コミコンでの来日も話題、現在はドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」に出演し、先日はハリウッド殿堂入りを果たしたジュード・ロウ


その最後の妻キャサリン・パーを『リリーのすべて』のアカデミー賞俳優アリシア・ヴィキャンデルが演じる。


脇を固めるのはエディ・マーサンサム・ライリーなどイギリスの名優たち。さらに、本年度英国インディペンデント映画賞衣装デザイン賞受賞/ヘアメイク賞にノミネートされたスタッフが16世紀の英国宮廷を荘厳で冷艶に再現し、アカデミー賞俳優たちによる緊迫の駆け引きを彩った。


恐ろしくも魅力的なヘンリー8世を演じるため、ジュード・ロウがこだわった驚きのポイントは「匂い」。ヘンリー8世は馬上槍試合での落馬により脚が酷く腐っていたそうで、その強烈な匂いを再現するため、血、糞尿、汗といった史上最悪の香水を作り出し、想像を絶する匂いを放ちながら撮影していたという。


ヘンリー8世とその妻たちの話は日本でも有名で、阿部寛がヘンリーを演じ、吉田鋼太郎が演出を務めた舞台「ヘンリー八世」や、ソニンや鈴木愛理らが6人の王妃を演じるミュージカル「SIX」、ヘンリーの娘エリザベス1世の人生を描く漫画「セシルの女王」など、数々の人気作でモデルとして取り上げられている。


今回解禁された予告編は、冷ややかな空気の漂う16世紀イギリスのテューダー朝を舞台に、ジュード・ロウ扮する英国王室史上最もスキャンダラスで残虐な王ヘンリー8世と、その最後の妻となったアリシア・ヴィキャンデル扮するキャサリン・パーの姿を捉える。


主教に「国王を裏切るのか?」と問われ意味深な表情を浮かべるキャサリンに何かが起こる予感が…。


キャサリンに対し「他の王妃たちよりも卑劣な女か?」「首をはねてやる!」と激昂するヘンリー8世。さらに複雑に絡み合う宮廷の人々の思惑に緊迫感はMAX。最後には、キャサリンはヘンリーに「私たちは地獄行き。覚悟はできています。あなたは?」と問いかける。暴君と王妃、生き残るのはどちらなのか? 2人の運命はいかに――。


併せて国王夫婦の横顔を切り取ったインパクト抜群のビジュアルも解禁。


目を閉じたヘンリーが、妻であるキャサリンの口を閉ざしている。見たいものしか見ないヘンリーと、言いたいことを力づくで抑え込まれるキャサリンを表現するかのようなカット。豪華絢爛な衣装や美術にも注目だ。


『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』は2025年2月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。


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