寒い冬だからこそ観たい『モアナと伝説の海2』南国気分になれる秘密とは
cinemacafe.net / 2024年12月30日 14時0分
全世界で続々と映画史に残る記録を塗り替える快挙を達成し、日本でも公開初週の週末ランキング1位となった映画『モアナと伝説の海2』。
本作の大きな魅力のひとつは、美しい海と空、南国の島の風景や暮らしが印象的に描かれる南国感溢れる世界観。SNS上で「キレイな海や星空を観て南国行った気分」「モアナ3回目。ドルビーシネマで南国に旅してきました!」「相変わらず美しい海の表現と音楽に癒された」といった感想が寄せられているように、観れば南国を旅したかのような気分が味わえる。
その秘密は、製作チームが実際にポリネシア地域に行って見た景色や生き物、現地で撮影した11,000枚以上の写真、ウクレレや亀の甲羅で作られたハープといった楽器など、ハワイやタヒチ、サモアなど南太平洋で受け継がれてきた、ポリネシア文化の様々な要素が作品の至るところに反映されていること。
プロダクションデザイナーのイアン・グッディングは、リサーチ旅行で撮影した写真を基に、モアナの暮らすモトゥヌイの生活感を演出。「どんな木が砂の上に落ちているのか、海岸線にどんなものがあるか、海藻が落ちているかなど、細かい部分に目を向けて考えます」と明かす。
デイブ・デリック・ジュニア監督は、「例えば、サモアには巨大な二枚貝を養殖している村があって、息子が実際に一つを持ち帰り、それを参考資料として使用しました。また、マッドスキッパー(マウイのシーンで登場するトビハゼの一種)もサモアで目撃したものがインスピレーションの元になりました」と実際に現地を何度も訪れた経験を活かしたという。
また“音楽”について、前作に引き続き楽曲制作を担当したオペタイア・フォアイは、「私がこの作品に残したかったものは、太平洋の文化的要素です。南太平洋の文化に忠実でなければなりませんでした」と語る。8弦ウクレレ、亀の甲羅に琴の弦が張られたタートルハープなど、ユニークな楽器が使われ、トケラウ語やサモア語で歌われる歌も登場。
さらにはダンスにも、ポリネシア地域で見られる多種多様なダンススタイルが反映されており、プロデューサーのクリスティーナ・チェンは、「この映画では、ダンスや動きがとても重要です。(振付を担当した)ティアナ・ノノシナ・リューファウは、ハカからたくさんのダンスを使った盛大な祝典まで、あらゆるものを視覚化する手助けをしてくれました」と話している。
『モアナと伝説の海2』は全国にて公開中。
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