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木村文乃&田中樹主演! 歴史スペクタクル×本格サバイバルスリラー「連続ドラマW I, KILL」

cinemacafe.net / 2025年1月19日 5時0分

WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ初の完全オリジナル大型企画「連続ドラマW I, KILL」の主演を、木村文乃と田中樹(SixTONES)が務めることが分かった。2人の共演は本作が初となる。


1600年。日本を東西に分けて戦った関ヶ原の戦いが終わった、戦火の名残が濃く残る鎖国前夜の混乱期の日本。将軍・徳川が国を統一してから35年後、三代将軍・家光の時代。ある村に突如現れた大勢の人の形をした化け物。皮膚が腐り、爛れ、目が血走っているこの化け物を幕府は群凶(Gun-kyou)と呼んだ。郡凶が発生すると幕府は密かに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた――。


本作は、関ヶ原の合戦から35年後、混沌の中で「生きる」をテーマに描かれる壮大な人間ドラマ。


崩壊した世界の中で愛する者を守るために闘うお凛と、悲しい運命を背負いながらも、自分が何者なのかを知るために旅をする士郎。2人が出会ったとき、運命は大きく動き出す。物語が進むにつれ明かされるお凛が過去に抱える罪と、我が子のように大切なトキへの切なる思い、そして士郎の本当の正体とは。大切なものを守るためにぶつかり合い、裏切り、葛藤する人々の姿を力強く描く。


群凶との壮絶なサバイバル・バトルアクションに加え、人間同士が織りなす壮絶な剣戟の立ち回りなど、想像を絶するアクションが盛り沢山だ。


脚本は『正欲』の港岳彦。そのほか、ばばたくみ、川滿佐和子が参加。そして、ポルト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、スタイリッシュな映像表現を国内外で高く評価されるヤングポールがメイン監督を務め、もう一人、ダイナミックな映像とアクション、人間ドラマの演出に定評のある服部大二監督が参加。特殊造形は『シン・ゴジラ』の百武朋、美術は『燃えよ剣』の原田哲男が担当する。


木村文乃が演じるのは、群凶と呼ばれる怪物が襲い来る極限の世界の中で、母として血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かう、元忍びのお凛。WOWOWオリジナルドラマ初出演の田中樹が、人としての意識を保ちながら群凶になってしまった謎の男・士郎を演じる。


新たなティザー映像では、ベールに包まれていた主人公たちの姿が明らかになっている。




クランクアップコメント
・木村文乃


「生き抜いたな」と思いました。最後まで皆さんに支えられながらたどり着きました。
今回は、実際にやってみないと分からないということが本当にたくさんありましたが、現場で「できない」とは誰も言いません。「やってみよう」って、ゼロから作り上げる。誰一人の想いも零したくないし、みんなの想いが実るようなシーンを作り上げたい。現場に来る度に毎回「さぁどうしてやろう」という気持ちで一日が始まったのは、現場の皆さんが培ってきた技術力や経験値を超えてくる未知の作品に対する「いいものを作りたい」という波に乗せていただいていたからだろうなと思います。


この作品はおどろおどろしく脅かしにくるとか、わざとグロテスクなシーンを見せるということはありません。群凶は、いわゆるモンスターやクリーチャーではなくて。人が人として生きた結果、群凶になってしまって、死ぬことができずにさまよってしまうという“人間の成れの果て”。ちゃんと人なんです。群凶になるまでは人として泣いて笑って喜んで悲しんで、その果てにこうなってしまったと分かる特殊メイクと、演出と、オーディションを勝ち抜いて選ばれた方々が演じていらっしゃるので、好きになっちゃうんです。


物語の中でお凛が自分の生きる道を決めた時に、私も「人生の目標探し」というか、それ自体が「生きる」という意味なのかなと思いました。私のあふれ出て止まらない好奇心と、精神、体力の限界に行き着いた今「これが私の生きる意味だったんだ」と思える作品になったのかなと思えています。


この作品の主人公はかっこいいスーパーヒーローでも、かわいいヒロインでもありません。言いたいことも言わないし、思っていても口に出さない。誰よりも大切に想っているのにそれが空回りしたり。風化しつつある忍ぶ日本人らしさというものを描けたなと思っています。サバイバルスリラーという怖そうな入り口ではありますが、壮大な親子の物語です。人が人から生まれる以上絶対に切れない古からの因縁との葛藤と成長を、時々“群凶”を愛でながら見守って頂けたら嬉しいです。


・田中樹


このようなジャンルの作品は初挑戦だったので、立ち回りや所作など不慣れな部分のつらさはありました。普段はダンスでも筋肉痛にならないのに、全身が筋肉痛になったり。普段使う体の筋肉も脳もまったく別物だと感じ、グループ活動とはまた違う、色々な試行錯誤を繰り返しました。
このプロジェクト自体がすごく注目を浴びるものだと思います。また、本作で初めて僕を知った人たちが、僕のグループ活動にたどり着いたりしてくれたら嬉しいなと思いながら必死にやっていました。今後もお芝居の仕事をさせていただくことがあれば、この経験は、ひとつの自信になるのかも知れません。


士郎は半群凶というキャラクターなので、その塩梅がとても難しかったです。見ている人に違和感や異質感、恐怖感も覚えてもらいたいと思いつつも、士郎という人物を好きになってもらいたい。その両極端な想いが僕の中で存在していました。全6話の中にどう変化をつけながら伝えていくか、士郎のストーリーを作るのも大変でした。そして、まだ詳しくは言えないのですが、さらに「とある挑戦」をしているので、その部分もぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。


「I,KILL」というのは、キーワードでありメッセージだなと僕は感じています。この作品が、恐怖心を煽るだけ、かっこいい立ち回りを見せるだけになってしまう可能性もある中で、「I,KILL」「生きる」というメッセージをブレずに主軸に進めていくことができました。だからこその説得力であり、それこそがこの作品の芯なのだろうなと思っています。


「連続ドラマW I, KILL」は5月、WOWOWにて放送・配信(全6話)。


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