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「学ぶことが多かった」「緊張感が違う」浅野忠信&大森南朋ら『Broken Rage』撮影裏公開

cinemacafe.net / 2025年1月31日 12時0分

監督・北野武×主演・ビートたけし最新作『Broken Rage』のメイキング写真が公開された。


本作は、「暴力映画におけるお笑い」をテーマにした映画。前半では、警察に捕われた“凄腕”殺し屋・ねずみ(ビートたけし)が、釈放を条件に刑事・井上(浅野忠信)と福田(大森南朋)と手を組み、覆面捜査官として裏社会に潜入する骨太のクライムアクションを、後半は前半と同じ物語がセルフパロディでコメディタッチで描かれる。


殺し屋役のビートたけしや、麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分・金城役の中村獅童、その若頭・富田役の白竜らが集結した撮影現場。写真では、北野作品らしいアウトローな雰囲気が垣間見える。


一方、笑いを堪えきれずに笑顔を覗かせる様子や、北野組常連の浅野が白目を剥いた衝撃的な一枚は、撮影現場で笑いが生まれる瞬間が切り取られ、物語後半でコメディアンとしての手腕を遺憾なく発揮していることが伺える。


本作について北野監督は「パロディ映画を作る時は、基本的にみんながよく知っている映画が元にならないといけない。でも、それだと自分の作品にならないので、たたき台となる作品から自分で作ってみた。すごい冒険的で、とても苦労したけど、実験映画だと思って楽しんだから今は『まあいいか』って思っている」と新たな試みであることを明かす。


浅野は「現場に行くと何が正解か分からないような状態だったし、現場で新しい空気が生まれるんです。それが面白いと同時に恐怖でした」と緊張感を明かしながらも、「常に新しいことにチャレンジされている監督の姿を見ると俳優として学ぶことが多かったです」とコメント。


5度目の北野作品への出演となった大森は「現場での緊張感が他の現場と比べて全然違う。特にこの作品では”お笑い”的な要素を担ったので、それに対する緊張感を浅野君と共に日々感じていました」と裏側を告白し、「生意気ながらも『武さんにもちょっと笑ってほしい』という気持ちで撮影に挑んだんですけど、なかなか出来なくて苦労しました」と話す。


獅童は「予想外の展開が起きたシーンも北野監督が『面白いからいいか』って演出を変えるので、現場でハプニングが起きても演技をやめちゃいけない。北野監督もどういうアドリブを入れてくるのか分からないので、いつでもアドリブに対応できるように自分で考えておかなければいけなかったです。本当に今の時代に切り込んでいったある種危険な作品です」とふり返っている。


『Broken Rage』は2月14日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信。




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