“死”告げる奇妙な鳥と母娘の物語 A24の話題作『終わりの鳥』4月公開
cinemacafe.net / 2025年1月31日 12時15分
A24による話題作『TUESDAY(原題)』が、『終わりの鳥』として4月4日(金)より公開されることが決定。日本版ポスターと予告編が解禁された。
余命わずかな15歳の少女チューズデーの前に、喋る鳥が舞い降りた。地球を周回して生きものの“終わり”を告げる、その名も<デス DEATH>。チューズデーは留守の母親ゾラが帰宅するまで自身の最期を引き延ばすことに成功する。やがて家に戻ったゾラは、鳥の存在に畏れおののき、愛する娘の身から<デス>=“死”を全力で遠ざけるべく、とんでもない暴挙に出る…。
“終わり”を告げる鳥<デス>とその鳥に寄り添う病気の少女、そして鳥と闘う母親ゾラの姿を、驚きとユーモア、涙で満たす本作。監督はクロアチア出身のダイナ・O・プスィッチ。“死”という観念を奇想天外に視覚化、その苦悩にも触れるなど、奥行きのあるストーリーに仕立てた。
チューズデー役には『恋人はアンバー』のローラ・ペティクルー、母親ゾラ役にはエミー賞常連の人気TVシリーズ「VEEP/ヴィープ」のジュリア・ルイス=ドレイファスが扮する。
公開決定と併せて、日本版ポスターと予告編も解禁。ポスターには、コンゴウインコをメインに据えて複合的に創り上げた、<デス>という名の鳥がてっぺんから逆さまにデザインされている。「“お迎え”に参りました」というコピーが印象的だ。
<デス>の視線の先には母親におんぶされた少女チューズデーが。母娘ふたりがなにやらダークな森の奥へと歩を進めている姿が捉えられており、この先の展開を掻き立てるビジュアルとなっている。
予告編は、冒頭から不穏な音楽が流れるなか、大空を飛んでいる鳥が映し出される。その名前が<デス>であり、命あるものの“終わり”を告げる彼の役割が説明される。
まだあどけなさの残るチューズデーだが、鼻のチューブと車いす姿から病気を抱えている様子。彼女の母親であるゾラは、<デス>を捕まえようと必死に立ち向かうが、彼は手のひらサイズになったり、急に大きくなったり、変幻自在。挙句の果てにはゾラまでも姿かたちが変貌していき…。
<デス>の威厳のある声で「誰も避けられない、“私”を」という台詞で締めくくられている。
“死”をビジュアライズし、かつて観たことのない驚きとユーモアと涙に満ちた作品に仕上げた本作。公開へ向け期待が高まる。
『終わりの鳥』は4月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
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