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『野生の島のロズ』“子育て”奮闘中の本編映像到着 伝統的な職人技と最先端技術が融合した映像に注目 

cinemacafe.net / 2025年2月2日 12時0分

第97回アカデミー賞で3部門ノミネート、第52回アニー賞では最多9部門10ノミネートを果たした『野生の島のロズ』から、“子育て”奮闘中のロズの本編映像が解禁となった。


本作はアメリカの作家ピーター・ブラウンによる著書「野生のロボット」シリーズを原作に、野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」に、ひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく物語。


■「あんた過保護すぎ…」キツネのチャッカリがアドバイス!?


今回解禁となったのは、ロズ(CV:綾瀬はるか)が雛鳥・キラリの子育て方法についてキツネのチャッカリ(CV:柄本佑)からアドバイスを受けているシーン。


初めて子育てという仕事に挑戦するロズは、チャッカリに泳ぎ方と飛び方の習得時間を尋ねる。するとチャッカリは「泳ぎなんか楽勝だよ。オレの母ちゃん流で教えてやろう。泳げ!!」と言って、キラリを水中へ! ロズは呆れた様子で「チャッカリ、それじゃあ学べません」と言いつつ、素早くアームを伸ばしてキラリを救出。


そんなロズに対し、チャッカリは意地悪な表情で耳打ちし、「あんた過保護すぎ…」と口にする。チャッカリはさらに、「兄弟で一番のちびっこだ。家族がいたって、一番小さく生まれたやつはすぐ死ぬ運命なんだよ」と厳しい言葉を投げかける。


ふたりが会話している最中も、キラリは貝を食べようとして顔を挟まれ、お次はイソギンチャクの触手に捕われて危険な状況に! そこへやってきたカモメに足を引き抜かれて、なんとかその場を逃れたと思いきや、再び貝に挟まれてしまう。挙句の果てには鳥の大群に踏みつぶされて下敷きに…。


ロズはキラリを拾い上げ、その酷い姿に目を細める。チャッカリは「あんまり入れこまない方が良いぞ。今食ってやろうか?後で悲しまないですむように!」と挑発的に言いながら、貝の殻をかぶったままのキラリをパクリ! しかし、ロズはすかさず口の中に入ったキラリを引っこ抜き、「ダメです!食べてしまっては仕事を完了することが出来ません!」と一喝。本シーンでは、ロズが初めての子育てという仕事に奮闘する姿が印象的に描かれている。


また本作ではキャラクターたちをリアルで魅力的に描きつつ、芸術的な映像美にこだわっている点にも注目。近年、デジタルデザインが主流のアニメ界において、本作は、伝統的な職人技と最先端の技術が見事に融合。どのカットも繊細で丁寧な画作りが際立ち、絵画的なスタイルとテクノロジーを組み合わせた独特なアニメーションの世界が繰り広げられる。


監督のクリス・サンダースは、「大自然に迷い込んでしまうハイテクロボットの物語なので、自然の表現は可能な限り有機的なものにする必要があった。CGアニメーションの技術は、エキサイティングなカメラの動きを可能にしたが、その代償として手描きキャラクターの温かみが失われた。だから絵画的なスタイルを選び、徹底的なリアリズムよりも印象派的なディテールを強調し、深みのある絵を描くことに焦点を当てた」と、芸術的表現の新境地を開くという野心的な目標を立てた。


さらに、監督は「本作の背景は人の手によって描かれている。『バンビ』のようなディズニー古典の動物描写から、宮崎駿監督による『となりのトトロ』の独特な雰囲気の森、モネの絵画にいたるまで、インスピレーションは様々なものから得た。『長ぐつをはいたネコと9つの命』や『バッドガイズ』でのドリームワークスの技術的な進歩も活用した」と語り、全くユニークなスタイルのアニメーション映画を作り上げることに成功した。


15名のアーティストたちの手によって描かれた合計269もの絵画に、観る者は思わず引き込まれるだろう。


『野生の島のロズ』は2月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。



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