声優・小林由美子「今でも緊張」2代目しんちゃん役として2年

シネマトゥデイ 映画情報 / 2020年9月7日 7時5分

 「ブタなのに、いい声でゲスなことを言う。そのすべてが面白いですよね。アフレコでは気を引き締めていながらも、思わず笑ってしまいそうになるときもありました(笑)。クライマックスで鳥肌の立つ瞬間もあって、もっとぶりぶりざえもんが好きになった。さすが神谷さんだなと。ひどいことを言いながらも、なぜか憎めないというキャラクターって、演じる上ではとても難しいと思うんです。でも神谷さんはそれを自然に演じられていて、なによりも神谷さんご自身がぶりぶりざえもんをものすごく愛していることが伝わる。キャラクターの捉え方、愛情の持ち方もとても勉強になりました」

  “2代目しんのすけ”として歩み始めた頃には、「私がしんのすけの2代目に決まったという報道が出た後に、神谷さんとお会いすることがあって。『小林なら大丈夫だよ。がんばれ』と言ってくださいました。すごくうれしかった」と親交のあった神谷からも、力強い言葉をもらったという。しんのすけを演じることについて、「今でも緊張するし、不安もある」と告白する小林。「抜てきしていただいて、1回目のアフレコが近づいてきた時期はほぼ眠れなくて、なぜか目が覚めてしまう。ガチガチでしたね」と述懐する。

“自分なりのしんちゃん”を作っていけたら

 のしかかったプレッシャーは、やはり大きなものだった。「みなさんに愛され、親しまれているしんちゃんのイメージが根強くあると思うので、それを引き継ぐプレッシャーは大きかったです。初期の頃は“声”のことばかり気にしてしまって、うまくお芝居につなげることができない苦しみもありました」。

 突破口となったのは、アフレコ現場の温かな空気だ。「スタッフさん、キャストのみなさんがものすごく温かい。アフレコ初日は『待っていたよ』『ようこそ』と声をかけてくださった。そのおかげで、少しずつ緊張が溶けていったように思います。そんなみなさんに囲まれて、本当に幸せです」と周囲に感謝しきり。

 年月を重ねるごとに責任感が増しているそうで、「街中でも常にしんちゃんのポスターを見かけたりと、『皆さんの中にしんちゃんが浸透しているんだ』『すごいキャラクターだ』とひしひしと感じています。だからこそ、もっともっと楽しい『クレヨンしんちゃん』を届けていきたい」とキッパリ。「これまでのしんちゃんを大事にしつつ、自分なりのしんちゃんを作っていけたらと思っています。そのためには、私自身も楽しくアフレコに臨みたい。その楽しさって、きっと観ていただく方にも届くと思うんです」と覚悟を語る。

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