東京国際映画祭オープニングは森山未來主演『アンダードッグ』!クロージングは『HOKUSAI』

シネマトゥデイ 映画情報 / 2020年9月10日 10時0分

オープニング作品の『アンダードッグ』&クロージング作品『HOKUSAI』 (C)2020「アンダードッグ」製作委員会 (C) 2020 HOKUSAI MOVIE

 10月31日から11月9日にかけて開催される第33回東京国際映画祭のオープニング&クロージング作品が10日、事務局より発表された。オープニング作品は『百円の恋』の製作陣と森山未來主演による『アンダードッグ』(11月27日より前編・後編同時公開)。クロージング作品は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に公開が延期された柳楽優弥と田中泯のダブル主演作『HOKUSAI』に決定した。

 OP作品の『アンダードッグ』は、『百円の恋』の武正晴監督と脚本・足立紳のコンビが、6年ぶりにボクシングを題材に描く物語。スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で“咬ませ犬”として踏み台にされ、這い上がろうともがく崖っぷちのボクサー・晃を森山未來が演じ、過去に秘密をもつ若手ボクサーに北村匠海、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む芸人ボクサーに勝地涼がふんする。

 CL作品の『HOKUSAI』は、「冨嶽三十六景」で知られる江戸時代の天才絵師・葛飾北斎の生涯を、彼が描いた三つの波の秘密を軸に展開。監督は、『探偵はBARにいる』シリーズや『相棒』シリーズの橋本一。北斎の青年期を柳楽が、老年期を田中が演じるほか、稀代の版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎に阿部寛、美人画の大家・喜多川歌麿に玉木宏、戯作者の柳亭種彦に永山瑛太らが名を連ねる。

 今年の映画祭は、昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督作品の「アジアの未来」、日本の気鋭作品の「日本映画スプラッシュ」の3部門を、「TOKYOプレミア2020」として1つの部門に統合。この部門の全作品を対象に、観客の投票で決まる「観客賞」を設ける形で開催する。

 オープニング&クロージング作品の監督のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)

第33回東京国際映画祭は、10月31日~11月9日、六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほかで開催

オープニング作品『アンダードッグ』武正晴監督
 コロナ後の東京国際映画祭開催にご尽力くださった全ての関係者の皆様に深謝いたします。拙作「アンダードッグ」は2020年1月、2月に撮影を行った。コロナ前の我々が失った光景が記録されている。ボクサーというリング上の孤独者達は観客の歓声なしには殴り、殴られ続けることは到底かなわない。観客が試合をつくり、語り継いでいく。時に信じがたい名勝負を生み出す。1人では試合にならない。人生も同様だ。映画創りも同じだと考えている。観客が映画を最後に創り上げてくれる。2020年東京国際映画祭のオープニングで「アンダードッグ」という映画を観ていただける環境に感謝します。最後の仕上げは観客の皆様に委ね、語り継いでもらえたらと念じて止まないのです。どうか皆様その日までご無事で。

クロージング作品『HOKUSAI』橋本一監督
 映画館、という暗闇の中で生き続けてきた「映画」。今、その闇が急激な変化を求められています。時代の流れ、と言うは易し。闇の中、見知らぬ人々が肩を寄せ、泣き笑い怒り楽しむ場所。そこに向けた僕らの想い、HOKUSAI。暗闇で……ご覧ください。

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