ジョージ・クルーニー『バットマン』の失敗で追い詰められていた

シネマトゥデイ 映画情報 / 2020年10月23日 18時24分

懐かしい『バットマン&ロビン』のバットガール、バットマン、ロビン Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 DCヒーロー・フラッシュの単独映画『ザ・フラッシュ(原題) / The Flash』でバットマン役に復帰すると報じられたマイケル・キートンとベン・アフレック。一方で、彼らと同じバットマン俳優であるジョージ・クルーニーにとって、この役はあまりいい思い出ではない。The Sun 紙に、バットマン映画の出演で、キャリアが危機に陥っていたことを明かしている。

 1997年に公開された『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』で、バットマン/ブルース・ウェインを演じたジョージ。悪役ポイズン・アイビー役にユマ・サーマン、Mr.フリーズ役にアーノルド・シュワルツェネッガーを抜擢。ドラマ「ER 緊急救命室」で大ブレイクを果たしたジョージにとって、映画スターへの足がかりとなるはずの大役だったが、アメリカ国内では製作費に見合う興行収入をあげられず、評価も散々なものに終わった。

 『バットマン&ロビン』の経験を通して、映画で主演を務めるということは、演技以外の面でも責任を負わされるということに気が付いたというジョージ。The Sun 紙に対して「あのころはまだ『ER』をやっていて、テレビにとどまるか、映画に行くか常に話し合っていた。そいつは大きな決断だった。そして負けたんだ」と明かしている。

 窮地に立たされていた彼にとって風向きが変わった作品が、後に『オーシャンズ11』(2001)でもタッグを組むスティーヴン・ソダーバーグ監督の『アウト・オブ・サイト』(1998)だったという。「当時、スティーヴンはいくつか失敗をやらかしていて、僕は『バットマン&ロビン』があったから、互いに成功が必要だった。追い詰められていたんだ」

 そんな彼が精査した映画の一本が『アウト・オブ・サイト』だった。ジョージが銃を使わない主義の銀行強盗にふんした小粋な犯罪群像劇は、好評価で迎えらえれ、全米映画批評家協会賞で作品賞・監督賞を受賞。ジョージは「すでに監督が決まってたんだが、僕が映画俳優じゃないと言って去っていった。そしてすべてがうまくいった。スティーヴンがあの映画を監督し、素晴らしい仕事をしたんだ」と語っている。
 
 今や監督としても活躍するなど、ハリウッドを代表するスターとなったジョージ。現在は、人類滅亡目前の地球に残り続ける科学者を演じた監督作『ミッドナイト・スカイ』のNetflix配信が12月に控えている。(編集部・入倉功一)

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