『浅田家!』中野量太監督に続け!ndjc:2020合評上映会で若手3監督がお披露目

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年2月5日 21時1分

次代の日本映画を担う若手監督短編3作を限定公開。【劇場公開】ポスター

 文化庁の日本映画振興事業の一つである「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」の合評上映会が2月3日、東京・銀座の丸の内TOEI2で行われた。

 同プロジェクトは若手映画作家の発掘と育成を目的に2006年度からスタート。各映像団体から推薦された若手作家がワークショップを経て、プロの俳優・スタッフと共に35mmフィルムによる短編映画制作の実地研修に挑むもの。これまで『浅田家!』の中野量太監督、『泣く子はいねぇが』の佐藤快磨監督、『水曜日が消えた』の吉野耕平監督らが参加している。

 さらに過去の参加者を対象にした企画プレゼンテーションの中から脚本開発を行い、長編映画の製作実地研修へと進んだ作品として池田暁監督『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』(3月26日公開)があり、同作は第21回東京フィルメックス審査員特別賞を受賞。現在は和島香太郎監督『梅切らぬバカ』が長編実地研修中だ。ndjcから商業監督デビューする1つの道筋が、15年の実績を重ねてようやく地固めされつつある。

 今年は44人の応募があり、うち20人がワークショップに参加。さらにその中から3人が短編制作実地研修へと進み、この日の発表を迎えた。パワハラ上司のプレッシャーで味覚障害になった食情報誌編集者が主人公の『毎日爆裂クッキング』の植木咲楽監督は、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)出身。卒業制作『カルチェ』で第19回TAMA NEW WAVEでグランプリを受賞している。

 人間関係がうまくいかない女性のいら立ちと孤独の日々をつづった『醒めてまぼろし』の木村緩菜監督は、日本映画大学出身。在学中から成人映画やインディペンデント映画の現場で働き、テレビドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」をはじめさまざまな監督のもとで助監督として働いている。倦怠期カップルの微妙な距離感を描いた『窓たち』の志萱大輔監督は、日本大学芸術学部出身。すでにシガヤダイスケ名義でフリーランスの映像ディレクターとして活躍中で、バンド never young beach などのミュージックビデオを手掛けている。

 この日の上映会には各作品の出演者も参加。『毎日爆裂クッキング』の植木監督のように、主演女優・安田聖愛から「初監督作品ということですが、すごく現場で堂々とされていた」と評される一方で、『窓たち』の志萱監督は、俳優・関口アナンから4日で撮影した過去な日々を「2020年の中で修行のような作品」とここぞとばかりに愚痴られる一幕もあった。

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