1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年10月16日 10時2分

写真

「ブレンパワード」への思いを語った富野由悠季 (C)サンライズ

 15日、「機動戦士ガンダム」の富野由悠季が総監督を務めたテレビアニメ「ブレンパワード」が、新宿ピカデリーで開催中のイベント「サンライズフェスティバル2021 REGENERATION(リ・ジェネレーション)」内で上映され、富野監督と本作のヒロイン・宇都宮比瑪の声を担当した村田秋乃、そして「富野由悠季の世界」展企画チームとして同作を担当した若松基が登壇。この企画のため、あらためて本作を観たという富野監督は、劇場版5部作として再編集中の「ガンダム Gのレコンギスタ」に続き、本作を作り直したいと意欲を見せた。

 「ブレンパワード」は、全ての生体エネルギーを奪って宇宙に飛び立とうとする謎の巨大生命体オルファンをめぐる戦いを描くSFロボットアニメ。WOWOW初の有料アニメとして、1998年にスクランブル放送された。この日は、全26話の中から村田と若松がセレクトした第9話「ジョナサンの刃」、第21話「幻視錯綜」、第25話「オルファンのためらい」、第26話「飛翔」が上映された。

 本作について「こんなにもわからない話を作ったことにゾッとしました。本当に理解できなかったんです。ムック本も読んだんですが、もっとわからなかった」と告白して会場を沸かせた富野監督は「でも『アニヲタWiki(仮)』というサイトが作品全体の解説をしてくれていて。これを読んだらよくわかりましたし、勉強させてもらいました。ここにライターの方がいらっしゃったら、お礼を申し上げます」と呼びかけ。さらに「これを見るまで(明るく希望に満ちた作風の)“白富野”という固有名詞があることを知りませんでした」と付け加え、会場を笑いに包んだ。

 さらに富野監督は「それを見てようやく、なんでこういうものを作ったのか。少しだけ思い出しました」と続ける。「ここに現れているセリフや物語の構造は、全部当時の、というよりも、現在までの自分自身の能力のほとんど限界値のところで作った物語だったんです。ギリギリのところで作ったということで、実を言うと(当時のことを)覚えていません。全部はき出しちゃったんで。でもそういう作品だったということです」

 今回、あらためて作品に触れ「本当に『ブレンパワード』という作品は、実をいうととんでもない作品なんだ、素晴らしい作品なんだと感じたんです」という富野監督だが、同時に「ただ問題は、作りが悪すぎる。褒められないところがあって。この部分があるために、ここにいる皆さん以外の方に見てくれとは言いがたい作品なんです」と、富野節で会場を沸かせた。

 しかし、ファン待望のブルーレイボックスの発売がイベント中に発表。「ブルーレイで観られる状況を作ってもらって感謝しています」と謝辞を述べた富野監督は「ただし、先ほどから言っている通り、作りが必ずしも良くないので、これが永久保存版になってしまうのはちょっと悔しいなと思うんです」と正直な思いを告白。そのうえで「僕には本当に悪い癖があって。『Gのレコンギスタ』みたいに作り直しを6年も7年もやっていて、富野は偉いと自分で感動しているバカなんです。なので……ブレンも作り直したい!」と宣言すると、会場からは万雷の拍手が。その様子に富野監督は「絶対長生きするぞ!」と笑顔で決意を明かしていた。(取材・文:壬生智裕)

「ブレンパワード Blu-ray Revival Box」は2022年3月29日発売 価格:2万7,500円(税込み)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング