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『ゴールデンカムイ』フチが「フチすぎた」 アイヌ語・文化監修も驚き

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年2月10日 7時2分

 野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破する人気漫画を実写化する『ゴールデンカムイ』(公開中)で、アシリパ(※リは小文字)の祖母フチを演じているのが、高畑勲演出の名作アニメーション映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968)のホルス役の声優や、ドラマ「あなたの番です」の赤池幸子役などで知られる84歳のベテラン女優・大方斐紗子)(おおかた・ひさこ)。SNSでは「再現度1位はフチ」「フチがめっちゃフチだった」「フチが100%フチ」とその再現度の高さについて話題沸騰だが、本作でアシリパの大叔父役、アイヌ語・文化監修を務めた秋辺デボも圧倒する名演を見せている。

 明治末期の北海道を舞台に、“不死身の杉元”の異名をとる元陸軍兵・杉元(山崎賢人※崎は「たつさき」)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)が、莫大なアイヌの埋蔵金を巡り軍人や脱獄囚らとバトルを繰り広げる本作。大方演じるフチは、アイヌの古い教えを大切に日々を生きている女性。

 キャスト発表時には大方が「今回アイヌの役を初めてやらせていただきました。アイヌ民族の風習や方言が分からないので最初は苦労しましたがアイヌ語監修の中川先生をはじめとしたスタッフの皆さん、共演者の皆さんのおかげで最後までやり遂げる事が出来ました。ありがとうございました」とコメントを寄せていたが、映画が公開されるとアシリパへの深い愛がにじみ出るフチの姿がファンを魅了。SNSでは絶賛のコメントが並んだ。

 演じる大方は、「あまちゃん」「ひよっこ」「半分、青い。」「おかえりモネ」など朝ドラの常連でもある一方、1990年代に実際に起きた殺人事件をモチーフにした園子温監督の映画『恋の罪』では猟奇的な母親を怪演。大ヒットドラマ「あなたの番です」では車いす生活を送る介護老人役で強烈な存在感を放った。第90回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞したディズニー/ピクサー『リメンバー・ミー』では、主人公ミゲルのひいおばあちゃんで100歳に近いココの吹き替えを担当している。

 アシリパの大叔父として出演し、劇中のアイヌ語・文化監修も担当した秋辺デボは「フチ役の大方さんは、私の祖母や曾祖母がよみがえったのかなと思うくらい素晴らしかったです」と絶賛。劇中、映画オリジナルの描写もあり、秋辺と共にアイヌ語・文化監修を担当する中川裕は「私は漫画の連載当時からアイヌ語監修者としてこの作品に関わってきましたが、映画となると、漫画には描かれていないさまざまなことを表現する必要がでてきます。そういったものを秋辺デボさんと相談しながら、撮影の現場で加えていきました。杉元が初めてアシリパの家を訪れた時に、フチが被り物を取って鼻の下を人差し指ですっと擦る女性の挨拶をする場面もそのひとつです。それをフチ役の大方さんに寒い雪の中で何度も演じてもらいました」と話している(いずれも劇場パンフレットより抜粋)。

 なかでも印象的なフチが杉元にアシリパへの想いを託すシーンでは、日本語字幕が付けられていないアイヌ語のシーンがある。原作でも日本語訳がないシーンで、“アイヌ語が分からなくともフチのアシリパへの想いが伝わる”シーンであることから、映画でもあえて字幕を付けていない。なお、原作では該当シーンの日本語訳が2巻の巻末に書かれているが、劇場パンフレットにも記されている。(編集部・石井百合子)

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