1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』重田智が明かすCG制作の挑戦 新機体のモデリングに一苦労

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月23日 7時3分

 「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」最新作として、1月26日に劇場公開された『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。公開2か月後も快進撃は続き、興行収入43億2,000万円、観客動員266万人とガンダムシリーズ劇場公開作品で歴代ナンバーワンとなる興行成績を更新している。作品の大きな見せ場となる3DCGでのバトルシーンや、モビルスーツ(MS)のモデルチェックなどを担当した重田智(メカニカルアニメーションディレクター)がインタビューに応じ、本作におけるCG制作を振り返った。(数字は公式サイトより)(以下、映画のネタバレを含みます)(取材・文:編集部・倉本拓弥)

『SEED』ルックに近づけるためのモデル監修

Q:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の劇場公開から約3か月、作業がひと段落しての率直な感想をお聞かせください。

 素直な感想は「大ヒットしてよかった!」でしょうか。公開スタートからあんな数字が出る(注:公開初日から3日間で興収10億6,500万円、観客動員数63万4,000人)なんて思ってもいなくて、本当に待っていてくれたファンの方がたくさんいたんだなと実感しました。ただSNSなどでも「面白かった」という意見がほとんどで、これが逆に怖くなってしまいましたね(笑)。制作側の人間は、どうしても観客側とは同じテンションというか熱量は一緒になれないところがあるので、実は今でもピンときていないところではあるのですが、とにかくファンの方に向けて公開できたのはよかったですね。

Q:『SEED FREEDOM』では、MSのモデルチェックやアニメーションチェックを担当されたとお聞きしています。

 『SEED FREEDOM』以前にも、メカやロボットが3DCGで処理される作品が多く、立ち上げから作品に携わることも何度かあったので、どんな作業をすればよいのかまったくわからないということはありませんでした。今回、制作が始まって最初に言われたのは、 MSを俗に言う『SEED』ルック=大河原(邦男)さんのデザインからテレビシリーズのような作画で起こしたプロポーションに近い感じに、モデルを監修してほしいということでした。また、映画本編の中盤~ラストまではCGモデルチェックと並行作業で、CGカットのチェックもすることになってしまって、メカパートの作画/作監作業よりもCGパートの方にほぼかかりっきりでした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください