「光る君へ」まひろが道綱の母と対面!石山寺セット美術の裏側
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月15日 5時2分
貴族たちが参籠していたのが本堂。羽鳥は「老若男女が一堂に会する場所という表現をしています。参籠しやすいように外陣(※神社・寺の建物の内部で、人々が拝むところ)も板張りになっていて、人々はそこに座って一晩中、思い思いに読経をしたり、お祈りしていたそうです。一晩中やっているものだから眠ってしまう人もいたであろうと、ドラマでもそういった描写があります。おのおのプライベート空間を作っていたようで、几帳、衝立といった装飾も取り入れています」と当時の貴族の風習を綿密にリサーチして取り入れたことを明かす。
なかでも注目すべきが、(現代の)石山寺にある月見亭をモチーフにした建築物。ここではまひろと、藤原兼家の妾で「蜻蛉日記」の作者である藤原道綱の母(財前直見)との出会いが描かれる。まひろは幼少期からあこがれていた道綱の母との対面に感激し、道綱の母は「蜻蛉日記」をしたためた理由をまひろに打ち明ける。
羽鳥は「ここでまひろが月を見て物思いにふける様子や、道綱の母との出会いなどが描かれます。二人の出会いのシーンは、巨岩、紅葉、吊燈籠などを取り入れ風光明媚な場所にしたいと考えていました」と語り、山内によると「実際は本堂と月見亭はもう少し離れているのですが、ドラマでは本堂の雰囲気も感じられるようなレイアウトにしています」とドラマならではの創意工夫がなされたという。
なお、山内は余談として石山寺に赴いた際の忘れがたい思い出を語った。「石山寺では“源氏の間”と呼ばれる展示がなされているのですが、そこでは紫式部が『源氏物語』を執筆するシーンが再現されています。参拝しに来られていたご高齢の女性が石段を上がり紫式部の像を拝みながら“紫式部さん”と呼び掛けていて。“あなたのおかげで90歳まで元気でここに来られました。また来年も来られますように”といったことをおっしゃっているのがたまたま聞こえてきて、非常に感動したというか。この方にもぜひドラマを観ていただきたいと強く願った次第です」としみじみ振り返っていた。(編集部・石井百合子)
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