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「岸辺露伴」密漁海岸もほぼCGなし アナログにこだわるワケ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月22日 18時1分

 高橋は「前半と後半に分かれた作りなんですけど、後半では前半と打って変わってアクティブな話になっていく。とはいえ、露伴らしさのテイストみたいなもの、全体的に暗くゴシックな感じの雰囲気で進んでいく。そこに一貴さんは意図されているんだと思うんですけど日本的な音楽が入ってきたり、菊地(成孔)さんの音楽センスもあると思うんですけど、そういったものが混ざってとても面白いものになっているんじゃないかなと思っています」とエピソードの特徴、魅力を挙げつつ「CGをほとんど使ってないので、そこも見どころなんじゃないかなと思います。岸辺露伴の現場ではアナログでどこまで行けるかっていうことを結構追求していまして」と、シリーズで貫いているスタンスにも言及する。

 水中のシーンもCGをほぼ用いていないと言い、渡辺監督は「海のロケプラス潜水用のプールですかね。なので、ブルーバックで撮影したりということは一回もしていなくて、基本的には露伴先生の水中のシーンはリアルに水中でお芝居しているということになります」と説明。アナログにこだわる理由については「チームのみんながアナログでやるのが好きだからということなんですけど(笑)」と自身のみならずチームそのものが同じ方向を向いていることを強調し、CGに対しての持論を展開した。

 「CGだから安い、高いとかそういうことでもないんですけど、私たちがいつも話してるのは、今は何でもCGで表現できてしまうけど、それが本当に面白いのかなということ。CGで全部表現できちゃうんですけど、それを全部見せることが表現としていいのかっていうこととか、その部分を全部見せずに隠している影の部分で想像してもらうといったことも大事だなといつも思っています。私は50代なんですけど、子供の頃に見た特撮映画とか特撮ドラマみたいなものっていうのはすごく手作りでやってますけど、 それでチープだなっていう風に思ったことは1度もないですし、そういう手触りというか、アナログでやることでできる臨場感みたいなことが1番大切だなと思っていまして。なので今回もアワビなどは全部造形で作ってますし、 レストランのいろいろな仕掛けというのもほぼほぼ8割、9割ぐらいはその場でやっていて、あとでCGでプラスアルファするっていうような感じでした」(取材・文 編集部・石井百合子)

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