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GACKT、織田信長役を引き受けた理由 一度断るも監督の要望に「それならできるかも」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月22日 18時19分

 GACKTが22日、都内で行われた映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(7月26日全国公開)の製作報告会に出席し、織田信長役を引き受けた理由を明かした。この日は、浜辺美波、赤楚衛二、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎、武内英樹監督も来場した。

 本作は、ビジネス小説としては異例の14万部を突破する大ヒットを記録し、コミカライズもされた眞邊明人による同名小説の映画化。コロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死した日本に、歴史に名を刻む偉人たちが議員バッジをつけて集結。現代日本×歴史上の偉人という壮大なジェネレーションギャップが織りなすエンターテインメントムービー。

 経済産業大臣・織田信長役のGACKTは、大ヒット映画『翔んで埼玉』シリーズでタッグを組んだ武内監督からオファーがあった際「まず、話を聞かないで断ったんですよ。で、“信長”と聞いて『信長って何ですか? 織田信長ですか? 話を聞いていいですか?』というところからはじまった」と役に興味を持ったことを明かす。そして、武内監督からの「歴史上、今までの映画・ドラマで演じた他の織田信長よりも一番格好いい信長をやってほしい」というリクエストに、「それなら、もしかしたらできるかもしれないですね」と予想図が描けたことから承諾したことを吐露。そのやり取りに、浜辺は思わず「格好いい!」と感嘆した。

 しかし撮影中、武内監督がGACKTの信長ぶりを絶賛するものの、GACKTは「ムダに格好いい」という誉め言葉に「褒め方が下手すぎて全然うれしくないんですよ。“ムダ”っていります?」とクレーム。すると武内監督も「現場ではめちゃくちゃ怖かったです。格好良くもあり、ミステリアスな信長を演じてほしいとお願いしましたが異様に怖くて、GACKTだけが一人浮いていました」と応戦。浜辺も「近寄り難くはありました。オーラみたいなものがすごくあったので、軽々しく話しかけられない気がしました。ちゃんと会話をしたのはクランクアップのときに『ありがとうございました』くらいで……」とぶっちゃけた。

 GACKTは「キャラクター的に他の共演者の方と仲良くなっちゃいけないのかな? と感じていたんですよ」と打ち明ける。さらに、SM好きでお馴染みの高嶋政宏(徳川吉宗役)だけが声をかけてくれたそうで、「最初に話したのはSMの話。それを他の方たちは遠巻きで見ていたんだと思います。それがきっかけで誰も話してくれなくなりました」とボヤき、会場の笑いをさらった。(錦怜那)

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