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塩野瑛久、初大河「光る君へ」で龍笛に苦戦 「吹けば吹くほど音が出なくなる」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月29日 5時0分

 「ずいぶん前に共演させていただいたときに、すごく素敵な女優さんだなと思っていて。それからも多くのドラマ、映画などを拝見していて、ある種の憧れのようなものを抱いていたので、そんな高畑さんと今回ご一緒できることが嬉しすぎて、ご本人に“好きなんです”とお伝えしました(笑)。そしたら“告白?”と(笑)。一条天皇と定子には、お互い思い合っているだけでは成立しないものがたくさん降りかかってくるので、定子の葛藤を見ていると愛おしいけれど、ずっとどこか苦しかったですね。定子が家の繁栄という重責を負っていることを重々承知している一条天皇もいるし、自分も帝として公卿たちに後ろ指をさされないよう、しっかりと芯を持っていかなければいけない思いもある。常にそんな感情の板挟みにあったので、本当に楽しく愛し合えたシーンは一瞬だった感覚です」

 出世を競う公卿たち、そして定子と皇太后・詮子(吉田羊)の嫁姑のバトル。塩野は撮影を通じて、さまざまな思惑に晒される一条天皇の「孤独」を感じたという。

 「今回、撮影現場で思いもしなかった感情が湧くことが凄く多くて。特に、一条天皇にとって大きいのが周囲との隔たりとなる御簾の存在。やはりすごく寂しいんですよね。皆が我先にと上に行くために、家を守るためにと動いている中で、自分の言葉一つでダシにされてしまうというか、そういう思いもきっとあったと思うんです。自分に放たれた言葉に対してもすべてが本音という風には全く受け止められない。ずっと一条天皇は周囲の欲望に晒され続けていたんだなっていうことはすごく感じていて。だからこそ定子への思い、自分の心に正直な部分っていうものを大切にして生きていったのかなと思いました」

 まだまだ撮影は続くが初の大河ドラマで「僕よりも歴が長いベテランの方々とご一緒できるのはすごく勉強になりますし、学ぶもの、吸収できるものがたくさんあります」と大いに刺激を受けている様子の塩野。「僕のおじいちゃんは亡くなってしまったんですけど、やっとおじいちゃんに胸を張れる作品に参加できるようになったんだと。大河ドラマという歴史の長い作品に参加できた喜びをかみしめています」と充実の表情を見せていた。(編集部・石井百合子)

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