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トム・ヒドルストン、ドラマ「ロキ」最終話の撮影は「感動的だった」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月1日 15時32分

 さらにトムは「この2つのシーズンのテーマは、“自由意志”についてだったと思う。僕たちは自分の人生をコントロールできるのか? 人は、基本的な性質を変えることが出来るのか? 他の物語ではヴィランとして定義されてきたロキが、一転してヒーローになれるのか? ということで、ほろ苦く、最後には哀愁が漂うけど、僕はとても感動的で充実していると思ったよ」と続けた。

 ハラハラさせられるシーンとユーモアたっぷりな場面の混在も今シリーズの醍醐味だが、ロキとメビウスのブロマンスのような関係も、見ていてとても楽しい。今シリーズでMCUに初参加したオーウェンは、“ロキの百科事典”のようなトムに、多くの事を教えてもらったそうだ。「最初のシーズン、あなた(トム)は僕にすべての情報を与えて、いろいろ説明してくれたけど、それがとても役立った。仕事をするとき、(共演者との)相性がバッチリかなんてわからないものだけど、僕たちは間違いなくそうだったね。楽しかったよ。あなたが僕のネクタイを直してくれたりとかね(笑)。ちょっとしたそういう瞬間が大好きだったよ」とオーウェンは微笑んだ。

 一方トムは、「僕たちは、物事や人生の好みがよく似ていると思う。でも、熱く意見が対立しているときのロキとメビウスを演じるのが大好きだった。ロキとメビウスは、かなり重大な問題を解決するために一緒になった奇妙なカップルだ。ロキにはロキの考え方が、メビウスにはメビウスの考え方がある。僕たちはその対立を演じるのが大好きだったんだ」と振り返る。

 シーズン2には、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クアンが、ウロボロス(通称O.B.)というTVAのエンジニア役で新たに参加、コミカルな役どころを好演している。トムは「彼はとてもユニークな熱意を持って演じていると思う。O.B.は何千歳とかなんだ。でも、文句を言わずにみんなの問題を解決している。そこにいることを喜んでいるんだ。彼ほど楽しく温かい人はいないよ」とキー・ホイを絶賛していた。

 シーズン2のラストでロキは、時間織り機に向かって歩くうちに神の姿へ変わると、死にかけている時間軸を束ねて王座につき、ユグドラシル(世界樹)という樹木のような構造体に再編成する。パネルの最後、トムはこのシーンの撮影を感慨深げに振り返り、観客をしんみりさせた。「とても感動的な日だったよ。僕にとって旅の終わりだったし、最後の瞬間だったからね。そのシーンはカメラの動きがとても複雑で、微調整が必要だった。ジャスティンとアーロンが、『本番まであと45分ほどある。控室に戻って、この15年間の旅路を振り返ってみたらどうだい』と言ってくれた。すごく励まされたよ。それで僕は、最初の頃のシーンや、すべてのキャスト仲間を見たんだ」と明かすトム。

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