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斎藤工、『シン・ウルトラマン』出演後の変化 大阪コミコンで実感した“共有する”喜び

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月11日 9時2分

 メインステージでは「斎藤 工PRESENTSシネマ・ステージ」と題して、斎藤自らがトークイベントを主催した。大阪コミコンでは、日本の特撮作品もフィーチャーされており、斎藤は映画『シン・ウルトラマン』で演じた主人公・神永新二の劇中衣装で登場し、会場を大いに盛り上げた。自身がヒーローに変身した『シン・ウルトラマン』をきっかけに、子供たちからも認知されるようになったという。

 「『シン・ウルトラマン』を通じて、小学校、特に低学年の方からの“役のその先にいる人”という見られ方を、ある意味初めて経験しました。僕の父が撮影現場でアルバイトをしていたこともあり、斎藤家のヒストリーとしてはとても幸せのある作品に関わることができた喜びも、『ウルトラマン』ではありました」

 コミコンは、海外からの来場者も多い。『シン・ウルトラマン』で主演を務めた斎藤は、“ウルトラマンに変身した男”として海外でも知名度を高めた。「海外の映画祭でマーケットの方にも行くのですが、現地の映画人やバイヤーの方に出会った時、自分の俳優活動について上手く説明できなかったんです。出演作品には『ロボゲイシャ』『昼顔』などがありますが、西洋の文化圏にはなかなか伝わりづらかったりするので……。そういった意味で、『シン・ウルトラマン』では、ウルトラマンという1つの大きなシンボルを演じさせていただきました。ハワイの映画祭に行った時、スタッフさんがみんなで変身ポーズを僕に披露してくれたんです。プレッシャーではありませんが、ウルトラマンという1つの“象徴”を僕が背負っているんだなと改めて実感しました」

 斎藤は先日、神津トスト明美監督が手がけるハリウッド映画『ボクがにんげんだったとき/When I Was A Human』のプロデューサーに就任した。飼い主を愛する保護犬が人間に変身して人間界で奮闘するファンタジー作品で、映画『マチェーテ』などで知られるダニー・トレホの出演が決定している。

 「ハリウッドの役者やプロデューサーが企画に目を通したり、脚本を読めるslated.com(ハリウッドのフィルムマーケット)で、ダニー・トレホさんたちの目に留まり、話がどんどん進化していく背景自体が映画みたいな流れの中で、『何か自分にできることはないか』と考え、サポーター的な役割で参加させていただきました」と経緯を話す斎藤。「アメリカで映画を作ることがどういうことなのか、今まさに(プロデューサーの)森田真帆さんと共に学びながら、目的地に向かって奔走している段階です」と充実感をにじませた。

 セレブゲストとして来日したノーマン・リーダスやトム・ヒドルストンのように、主演作を自らプロデュースする俳優も増えている。斎藤も「セレブの方たちのように、映画やドラマをプロデュースしたり、山田孝之さんや賀来賢人さんのように、能動的な俳優が日本でもっと増えていくべきだなと思います。そういった人たちは連鎖していく」と力を込めた。「“粒立ち”する時代になってきて、その粒が連携すると、結果的にすごく強力なに結びついたおにぎりのようになります。僕もそういった先々に期待しつつ、自分のできることを全力でやっていきたいと思います」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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