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草なぎ剛、重厚な碁打ちシーンも実は「ルールは分からない」と告白

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月17日 13時12分

 俳優の草なぎ剛が17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『碁盤斬り』初日舞台あいさつに登壇。劇中では重厚感あふれる芝居を見せているが「実は囲碁のルールはまったく分かっていないんです。置くところは分かっていますが……」と発言して会場をどよめかせていた。舞台あいさつには、清原果耶、中川大志、市村正親、國村隼、白石和彌監督も参加した。

 本作は、『孤狼の血』シリーズなどの白石監督が初めて時代劇に挑んだ意欲作。ある冤罪(えんざい)事件によって藩を追われ、亡き妻の忘れ形見である一人娘・お絹(清原)と共に貧乏長屋で暮らす浪人・柳田格之進(草なぎ)が、武士として、父としての誇りをかけた復讐(ふくしゅう)に向かっていく姿を描く。

 平日の午前中にも関わらず満員の客席を見た草なぎは「たくさん作品があるなか、若い方々が時代劇から足が遠のいていると聞いています」と語り出し「テクノロジーの発達した現代だからこそ、言葉への重みなど重厚感のあるこういった作品を皆さんにお届けすることに意味があると思うんです」と持論を展開。

 劇中では、重みのある芝居で魅せる囲碁の対峙シーンも見どころの一つになっているが、草なぎが「置くところは分かっているのですが、囲碁のルールは分からないんです」と発言。会場がどよめくと、「ルールを知らなくても没頭できるんだぞと。僕はお客さんの気持ちになったんです」と理由を説明する。

 一方で「囲碁の先生がついてくださったのですが、僕は『置く場所だけ分かっていれば大丈夫です』と言ってしまったんです」と述べ、「先生がしょんぼりしてしまって、申し訳なかったです」と反省も吐露していた。

 さらに、「大志くんと清原さんが、先生に教えてもらっていて助かりました。本当に大人です」と中川と清原が囲碁のルールを学んで撮影の合間に対戦していること報告。「はたから見ていると美男美女が囲碁をしている姿が本当に格好良かった」と絶賛した。これを受け、中川と清原は「すごく面白いです」とハマっていたことを明かし、清原は「中川さんはすごく強くて、わたしは負け戦でした」と苦笑いを浮かべていた。

 最後は、草なぎが「最後のカットを撮ったときから1年以上経ちますが、鮮明に覚えています」と語り出し、「その瞬間、生きているものを思い切り込めて、届けたい一心で作り上げた映画です。この作品を観て、少しでも心が和やかになり、何か感じていただけたら嬉しいです」と客席にメッセージを送っていた。(磯部正和)

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