1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

柴咲コウが『バトル・ロワイアル』超えの獰猛さ!黒沢清監督が恐ろしさ絶賛

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月20日 19時29分

 そんな柴咲について黒沢監督は「観てのお楽しみですが動きがすごいですね。どう猛というか。(柴咲が出演した)『バトル・ロワイアル』(2000)超えというか。柴咲コウってこんなに動けるのかと。もちろんそれだけではないんですが、まずは肉体のものすごさ。それは必携に値すると思います」と絶賛。柴咲も「蛇のように、ササササッという感じですかね」と笑いながら返した。

 柴咲は本作でフランス語の猛特訓を経て撮影に臨んだが、「とにかくフランス語はまったく話せなかったので。クランクインの半年くらい前から練習をできるようにして。3か月くらい前になって、このペースでは間に合わないと焦りはじめて、集中して取り組んだという感じなんですが、基本はセリフに特化した練習法という感じでした」とのこと。「パリで生活をしている女性」を体現するために、クランクインの1か月ほど前からは実際にパリで生活することにしたという。

 「本当は撮影のちょっと前に入ってもいいとは思うのですが、付け焼き刃感があるのも嫌だったので。アパートを借りて自炊をしながら。スーパーマーケットで野菜を買って。トボトボ歩きながら。玄関の扉を開け、キッチンで料理をつくるということを毎日重ねて、そこから1か月かけて馴染(なじ)んでいった感じでした」と振り返った。そんな柴咲に、青木も「僕が入ったのは撮影の終わりくらいだったと思いますが、カメラの前に立つ柴咲さんは何年もパリで生活しているような女性像になっていて驚きました」と圧倒された様子だった。

 一方、黒沢監督と5度目のタッグとなる西島は「黒沢監督はフランスでもとても尊敬されていて。どんな演出するんだろう、何を言い出すんだろうといったような空気が満ち満ちていて。どこで撮っても黒沢監督の現場はそうなるんだなと思いました」とフランスでの黒沢人気に触れる。最後に黒沢監督は「フランスでは有名な癖のある俳優たちが次から次へと出てきます。その強烈な人たちの中で柴咲コウがどのように立ちまわり、彼らをどのように手なずけ、さらにだまして、彼らをどこに連れていくのか。今ここでしゃべってる柴咲さんとはまったく違う、恐ろしい柴咲コウが観られると思います。ぜひスクリーンを凝視して、柴咲さんが手ごわいフランス人をどこに連れて行くのか。どこにたどり着くのかご覧ください」と呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください